2020年06月19日

CDS

2169CDSの今後10年間を配当中心に占ってみる。
特に記載のないところは2019年12月期末の数字等を使用している。

三菱自動車向けのシステム開発の「技術システム事業」。
技術仕様書製作の「ドキュメンテーション事業」。
FAロボットの「エンジニアリング事業」。

1980年 愛知県岡崎市舞木町に技術出版物専業会社として中央立体図株式会社を設立
1985年 技術部を新設、専用工作機械設計業務を開始
1988年 電算写植部門を分離独立、株式会社ティーピーエス設立
1992年 電子出版業務を開始
2005年 株式会社ティーピーエスと合併、社名をCDS株式会社に変更
2005年 株式会社エムエムシーコンピュータリサーチ(現「株式会社MCOR」)の全株式を三菱自動車工業株式会社から取得
2007年 大阪証券取引所ヘラクレスに上場
2008年 フランスに欧州事務所開設
2008年 株式会社バイナスの全発行株式取得
2010年 フランスのSB TRADUCTIONの全発行株式取得
2010年 株式会社東輪堂の全発行株式取得
2010年 JASDAQとヘラクレスの市場統合により、JASDAQスタンダードに市場区分変更
2011年 株式会社パイオニアメディアクリエイツ(現「株式会社PMC」)の全発行株式取得
2011年 名古屋証券取引所市場第二部に上場
2012年 東京証券取引所市場第二部に上場
2013年 東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部に指定替え
2014年 FAロボット製造の株式会社バイナス新工場稼働
2019年 株式会社バイナス第2工場完成

【利益】
CDSの売上高と経常利益と売上高経常利益率を並べてみると(百万円)
2003年 1522、178、11.70%
2004年 1483、160、10.79%
2005年 2282、163、7.14%
2006年 5223、146、2.80%
2007年 5655、346、6.12%←株式上場
2008年 6127、502、8.19%
2009年 5507、141、2.56%
2010年 6086、424、6.97%
2011年 7429、993、13.37%
2012年 8106、1101、13.58%
2013年 8320、1042、12.52%
2014年 8026、889、11.08%
2015年 8532、898、10.53%
2016年 8327、1030、12.37%
2017年 8502、1059、12.46%
2018年 9155、1288、14.07%
2019年 10665、1554、14.57%
2020予 10409、1473、14.15%
となる。
2006年に売上げが急増してるのは株式会社ティーピーエスと合併したのと、
株式会社エムエムシーコンピュータリサーチ(現株式会社MCOR)株式の取得のため。
基本的に増収ではあるが、アベノミクス追い風の中の2014、2016年と減収で、
そこまで盤石の高成長とは言えず。
世界金融危機以降は利益率10%台を維持し、近年は15%に迫ってる。
最も利益率の低そうな製造業のエンジニアリング事業でも営業利益率22%もある。
ボロ儲けだな。


【財務】
有利子負債は約6.5億円。現預金が約18.5億円。自己資本比率が70.7%。
保有する有価証券のうち純投資目的以外が名古屋銀と愛知銀の約6500万円。
純投資目的が約260万円。
ということで、充分に健全だと思われる。
ただし、現金ジャブジャブってほどではない。


【配当政策】
「経営環境の急激な変化に対応し、安定的な経営基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ
株主への利益還元として長期的な安定配当を維持」という、全く具体性のない方針。
実際の配当額と配当性向を並べると
2003年 0.4円、1.66%
2004年 1円、9.65%
2005年 2.5円、11.9%
2006年 5円、-(純損失)
2007年 6円、59.2%
2008年 10円、46.5%
2009年 10円、-(純損失)
2010年 16.5記、92.0%
2011年 22.5円、25.3%
2012年 29.5記、29.1%
2013年 36記、54.6%
2014年 36円、50.3%
2015年 36円、46.2%
2016年 40円、46.9%
2017年 40円、40.7%
2018年 44円、35.1%
2019年 50円、34.3%
2020予 55記、39.2%
となる。
配当性向は概ね30〜50%程度を目途にしているように見える。近年は35〜40%ぐらいか。
上場前も赤字期もちゃんと有配なのは立派。
減配もないし。

大株主は
1位 しばざき株式会社 17.59%←芝崎家の資産管理会社(芝崎晶紀社長が5%保有)
2位 CDS従業員持株会 6.52%
3位 日本マスタートラスト信託
4位 芝崎雄太 2.60%←副社長・芝崎晶紀社長の子・しばざき株式会社の95%株主
5位 愛知銀行 2.05%
6位 CDS役員持株会 1.96%
7位 芝崎基次 1.79%←社長の親族?
8位 日本トラスティ信託 1.48%
9位 日本トラスティ信託 1.39%
10位 芝崎恭子 1.35%←社長の親族?
ということで、芝崎だけで23.33%。これに銀行と持株会を足すと33.86%。
これだけあれば、還元意欲も湧くはず。


祖業の「ドキュメンテーション事業」が売上高全体の30%。営業利益率30.5%。
主にバイナスが担当する「エンジニアリング事業」が売上高全体の19.6%。営業利益率22.3%。
主にMCORが担当する「技術システム事業」が売上高全体の51.2%。営業利益率14.4%。
それぞれ一定の売上規模があり、しかも利益率が高い。
こんなに3本柱が揃ってしっかりしてるのも珍しい。
エンジニアリング事業で造ったハードを動かすためには技術システム事業で作ったソフトと
ドキュメンテーション事業で創ったマニュアルが必要。
相互補完が効いてる。美しい流れだ。

売り上げ依存度が、上位3社で41.6%もある。
このうち三菱自動車が30.5%。
MCORが三菱自とITアウトソーシング契約を結び、その中で年間基本業務発注量が決められて、
その82.5%が下限に発注が保証されてる。
かなり結びつきが強いと思われる。
三菱自動車。
これをどう見るか。
三菱グループの一員。ルノー日産という3大自動車グループの一員。と見るか?
三菱グループのお荷物。ルノー日産という負け組連合の下っ端。と見るか?
いずれにせよ、三菱自の依存度は下げてもらわないと安心できない。
相互補完と前述したが、言い換えれば、何処かがコケれば一気に大コケでもあるのだ。


さて10年後の配当。
売上は、多少の波はあってもこれまでのペースは維持できるんじゃないか。
つまり10年で4割増しぐらい。140億円。
そして利益率は景気次第で2%〜15%。経常2.8〜21億円。EPSで30〜200円ぐらい。
これに配当性向35〜40%とすると、DPSが10〜80円となる。
上限は良いとして、下限の10円はどうだろう。
ここまで赤字でも減配なしで来てるので、減配はしたくないんじゃないか。
となると、55〜80円の何処かと占える。



余談。
FAのバイナス。この元の親はユニーなのだ。あのスーパーマーケットのユニー。
スーパーがFA機器って、多角化にも程があるだろう。



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posted by 冬葉ツトム at 16:16 | Comment(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
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