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2017年04月14日

夢真ホールディングス

2362夢真ホールディングスの今後10年間を配当中心に占ってみる。
特に記載のないところは2016年9月期末の数字等を使用している。

人材派遣。建設現場の施工管理技術者を中心にエンジニアも。

建築技術者派遣が74.8%、エンジニア派遣が24.9%、人材紹介が0.51%、その他が0.03%。

1980年 施工図の作図を目的として「有限会社佐藤建築設計事務所」を設立
1987年 海外設計事務所に施工図作図の発注を開始
1990年 組織を株式会社化、商号を「株式会社夢真」に変更
1991年 建築技術者派遣事業を本格的に開始
1996年 海外生産体制強化のため、ベトナムに「YUMESHIN VIETNAM CO., LTD.」を設立
2001年 カラー施工図の試作・研究を開始
2003年 大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式を上場
2005年 純粋持株会社へ移行し、商号を「株式会社夢真ホールディングス」に変更
2005年 事業継承会社として新会社「株式会社夢真」を設立
2005年 「朝日エンジニアリング」を子会社化
2005年 「日本技術開発(9626)」に敵対的TOBを仕掛けるが「エイトコンサルタント(4742)」に阻止される
2005年 「ブレイントラスト」を子会社化
2005年 子会社「夢真ファシリティ」が「近畿工業」を取得
2005年 「丸紅設備」を子会社化
2005年 子会社「夢真証券」を設立
2005年 民事再生手続き中の「勝村建設」とスポンサーシップ締結
2006年 「夢真総合設備」が夢真ファシリティ・近畿工業と吸収合併
2006年 「三和ハウス」を子会社化
2006年 日本技術開発株をエイトコンサルタントに売却
2006年 勝村建設を子会社化
2006年 孫会社「アサノ建工」を売却
2006年 子会社「東亜建設技術」を売却
2007年 「株式会社デントハウス」の株式取得
2007年 「夢真不動産販売」を子会社化
2007年 夢真不動産販売が子会社「アルシオン」を吸収合併
2007年 夢真総合設備を売却
2007年 勝村建設が夢真コーポレーションを吸収合併
2007年 子会社「夢真コミュニケーションズ」と「夢真テクノスタッフサービス」が合併
2007年 勝村建設を売却
2007年 夢真証券を売却
2007年 「住宅検査夢真」を売却
2007年 夢真不動産販売を売却
2007年 「株式会社夢真ホールディングス」が「株式会社夢真」を吸収合併
2007年 「夢真アーバンフロンティア」を売却
2007年 「夢真エンジニアリング」を売却
2008年 「夢真キャピタル」を売却
2009年 破産した「アイゼックス・アルファ」から技術者派遣事業を譲受
2009年 子会社「YUMESHIN VIETNAM CO., LTD.」を解散
2009年 子会社「我喜大笑」を設立
2009年 「アークウィズ」を子会社化
2010年 「井口インターナショナル」と業務提携
2010年 子会社「夢真メディカルサポート」を設立
2010年 市場統合により大阪証券取引所JASDAQ市場へ
2011年 「ユニテックソフト」を子会社化
2011年 「夢テクノロジー」を子会社化(旧・フルキャストテクノロジー)
2013年 市場統合により東京証券取引所JASDAQ市場へ
2014年 「我喜大笑」が「夢真メディカルサポート」と合併
2014年 「岩本組」を子会社化
2014年 「オズ」を子会社化
2014年 夢テクノロジーが「ユニテックソフト」と合併
2015年 子会社「夢エージェント」を設立
2015年 我喜大笑とオズが合併
2015年 「我喜大笑」および「岩本組」を「有限会社佐藤総合企画」に売却
2015年 「夢エージェント」が「BuzzBox」から事業譲受
2016年 「夢エデュケーション」を夢テクノロジーと共同で設立
2016年 夢テクノロジーと共に「ダズル」と資本業務提携
2016年 「ヴァルハラゲームスタジオ」と業務提携
2016年 「ソーシャルフィンテック」を子会社化
2016年 夢エデュケーションと「ソフィアメディクス」が業務提携
2016年 夢エデュケーションが「ギャラクシー」を子会社化
2016年 夢エデュケーションが一般財団法人建設技術情報センターから講習会事業を譲り受け
2016年 「BTCボックス」と資本業務提携
2016年 「マインドシフト」と資本業務提携
2016年 「日本サード・パーティ(2488)」に対する公開買付け開始及び資本業務提携
2016年 子会社「エクスドリーム・スポーツ」を設立
2016年 夢エデュケーションが「ギアヌーヴ」と資本業務提携
2016年 「SELF」と資本業務提携
2016年 「ブイシンク」と業務提携
2016年 「Keepdata」を子会社化
2017年 BTCボックスが「マーチャント・バンカーズ(3121)」と資本業務提携


【利益】
夢真ホールディングスの売上高と経常利益と売上高経常利益率を並べてみると(百万円)
2001年 3152、647、20.53%
2002年 3509、634、18.07%
2003年 3756、482、12.83%←株式上場
2004年 4348、669、15.39%
2005年 6499、707、10.88%
2006年 41554、1286、3.09%
2007年 38831、244、0.63%
2008年 7080、371、5.24%
2009年 5482、807、14.72%
2010年 4861、552、11.36%
2011年 6816、451、6.62%
2012年 10982、1295、11.79%
2013年 12537、1771、14.13%
2014年 16482、2951、17.90%
2015年 21115、1959、9.28%
2016年 23270、2463、10.58%
2017予 30800、3600、11.69%
となる。
とても劇的な変貌ぶりで、05年までと06-07年と08-11年と12年以降で
同じ会社の業績とは思えない。
配当株的にはあまり褒められたものではない。
ただし一度も赤字がないのは、まぁマシ(2007年は子会社売却損で純損失だが)。

【財務】
有利子負債は約38.9億円。現預金が約71.3億円。自己資本比率が58.5%。
まぁまぁだろうか。
ただこちらも金の出入りが劇的で、自己資本比率が1年で10%ぐらい平気で動く。
なので安心して保有できる気がしない。

【配当政策】
「高成長と高配当の両立」という簡潔な方針。
実際の配当額と配当性向を並べると
2003年 0.806円、22.4%←株式上場
2004年 1.63円 35.4%
2005年 1.93円 45.9%
2006年 1.00円 100.0%
2007年 0.00円 -
2008年 2.00円 40.8%
2009年 3.00円 30.3%
2010年 2.00円 29.9%
2011年 2.00円 117.6%
2012年 4.00円 31.7%
2013年 20.0円 88.1%
2014年 30.0円 86.7%
2015年 35.0円 125.9%
2016年 35.0円 160.6%
2017予 35.0円 124.3%
となる。
2011年までは配当性向3割の方針だった。
それが2012年に具体的な数字が消え、2013年以降は現方針になった。
近年の払いっぷりは見事。意思あるタコ足配当。

大株主は
1位 佐藤真吾 22.02%←創業者・前社長・現会長
2位 有限会社佐藤総合企画 19.90%←会長の長男の佐藤大央社長が代表取締役を務める
3位 トラスティ信託口 3.48%
4位 BNYメロントリーティ 1.85%
5位 マスタートラスト信託口 1.71%
6位 資産管理サービス信託口 1.69%
7位 深井英樹 1.18%←?
8位 バンク・ピクテ&シー 0.93%
9位 佐藤淑子 0.92%←真吾会長の夫人
10位 ステートストリートバンク 0.78%
ということで、佐藤家で42.84%を占める。
そりゃ還元意欲も湧く。


とてもドラスチックな業績および還元だが、これは業務内容が大幅に変化してるせいだ。
祖業は施工図の作図で、コストの安いベトナムで作図するという手で成長したのが90年代後半。
(ベトナム子会社の設立が1996年で解散が2009年)
それからゼネコンの業務請負に軸足を移したのが2000年代。
(自らゼネコンになりたかったようで、05〜07年の子会社設立の乱発が凄い)
それが2000年代中盤に絶好調となり、そして世界金融危機の直撃を受ける。
(07〜08年の子会社譲渡の思い切りの良さ)
2010年代前半は人材派遣で立て直す。
(途中で保育事業とか、社長が小僧寿しのラーメン屋とかの紆余曲折も)
2010年代後半はベンチャーキャピタル的な方向に食指を動かす。
という経緯で、業績の乱高下は理解できる。

とにかく変わり身が早い。
方向性としても前述の様に建設の周辺業務に拡げて総合建設を目指したり、
一気に建設派遣集中に転じたり。
また手法としても日本技術開発への敵対的TOB(そのために証券会社まで設立!)が失敗したら、
今度はフルキャストテクノロジーの友好的TOBを成功させる。
最近は小粒のベンチャー企業をコレクションしてるし。
変わり身が早いというか、移り気というか。
こんな面白い会社も珍しいと思うが、「面白い」は配当株的には悪い要素である。


10年後の配当。
理解は出来るが還元も乱高下で、これは困る。
2006年と2010年の減配、特に2007年の無配は不味いが、
最悪期の2006年に自己資本比率3.3%で有利子負債220億円まで
悪化した財務も回復したので、当面は高還元も期待できるかも。
ただね。良く言えば臨機応変、悪く言えばお調子者で、
とてもじゃないが10年後なんて見通せる会社じゃないと思う。
10年後に何をやってる会社かも解らない。
社名だって夢真から夢央になってるかもしれない。

現状は建設派遣を主軸に建設以外の派遣も伸ばし、ベンチャーの種を蒔いてる。
好景気には強そうな事業ばかりで、不景気には弱そう。
10年後の夢真の事業が現状のままだとしても不景気なら無配もある。
2007年の様に総退却してる最中かもしれない。
ひょっとしたら種が芽を出して盛大に開花してるかも。
という事で、0〜50円の何処かと占う。それ以上の精度は無理。
50という数字にも大した根拠はない。
(本当は0〜∞円にしようかとも思ったのだが、それも過大評価だろうと)


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posted by 冬葉ツトム at 15:46 | Comment(4) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、夢真は私も所有しております。
本当に何を行なうかよくわからない会社ですので配当維持ならよしとして深く考えないことにしてます。
Posted by ss at 2017年04月14日 20:21
ssさん、こんにちは。
その「配当維持」は安定した業務・業績によりもたらされる訳ですから、
私は深く考えたいと思います。
Posted by 管理人 at 2017年04月14日 21:45
こんにちは。

今回の記事の一番のポイントは、0〜50の配当の精度ではありません。

>社名だって夢真から夢央になってるかもしれない。


ここでしょう!
Posted by キャスバルお兄さん at 2017年04月15日 15:25
キャスバルお兄さん、こんにちは。
仰るとおりです(笑)
Posted by 管理人 at 2017年04月15日 18:56
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