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2016年11月18日

ティーライフ

3172ティーライフの今後10年間を配当中心に占ってみる。
特に記載のないところは2016年7月期末の数字等を使用している。

健康茶等を主にネットで販売。雑貨の卸も。

インターネットやカタログで健康茶や健康食品や化粧品を販売する小売事業が71.2%。
北欧家具やキッチン雑貨や衣料を輸入販売する卸売事業が28.2%。
倉庫賃貸のその他が0.6%。


1983年 緑茶のティーバッグ加工と通信販売を目的としてティーライフ株式会社を設立
1987年 通信販売部門を分離し株式会社植田茶園(植田伸司75%、ティーライフ株式会社25%出資)を設立
1990年 株式会社植田茶園を株式会社ウエダに商号変更
1992年 株式会社ウエダを解散し、ティーライフ株式会社へ事業統一
1995年 カタログ「四季彩々」を創刊
1998年 「ダイエットプーアール茶」販売開始
2003年 インターネットでの通信販売を開始
     化粧品「炭の露シリーズ」販売開始
2004年 カタログ「Bamboo Cafe」創刊
2007年 カタログ「四季彩々」をリニューアルし、カタログ「Salala今から」創刊
2008年 カタログ「おちゃべり」創刊
     「メタボメ茶」販売開始
2009年 カタログ「Salala今から」カタログ「おちゃべり」を統合・リニューアルし、
カタログ「さらら」創刊
2010年 カタログ「Bamboo Cafe」を「炭の露」に名称変更
2012年 大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場
     株式会社アペックスの全株式を取得し子会社化
2013年 コラムジャパン株式会社の全株式を取得し子会社化
2014年 東京証券取引所市場第二部に市場変更
     株式会社ダイカイの全株式を取得し子会社化
2015年 ティーライフ株式会社物流センター稼働
2016年 東京証券取引所市場第一部に指定

【利益】
ティーライフの売上高と経常利益と売上高経常利益率を並べてみると(百万円)
2008年 4299、221、5.14%
2009年 3854、219、5.68%
2010年 4259、333、7.82%
2011年 4519、395、8.74%
2012年 4740、417、8.80%
2013年 5629、455、8.08%
2014年 6012、385、6.40%
2015年 6814、363、5.33%
2016年 7200、446、6.19%
2017予 7667、632、8.24%
となる。
リーマンショックの落ち込みも1年で回復してるところなどは、さすがに健康・ダイエット関連。
2010年以降は増収が続いてる。
利益率も8%付近が定位置でまぁまぁ安定してる。
2014年の減益は子会社化したコラムジャパンのキッチン用品輸入が大赤字だったのと、
東証二部へ市場変更のコストのため。
2015年の減益は円安で輸入コスト高。

【財務】
有利子負債は4.08億円。現預金が15.18億円。自己資本比率が72.4%。
以前は無借金で自己資本比率も80%超だったのだが、
昨年、主に物流センターを建てるために借金した。
それでも充分な余裕があるが。
昔はSBI債とかソフトバンク無担保社債とか野村HD仕組み債とか持ってたのだが、今はどうなんだろう。
トヨタ株とかソニー株とかも持ってたが、純投資目的だったのだろうか?

【配当政策】
「企業体質の強化と今後の事業拡大のための内部留保の充実を勘案しつつ、
配当性向の向上とともに毎期安定した配当を継続していく・・・」という基本方針で具体性はなし。
ただし今期から中間配当を導入した。
実際の配当額と配当性向を並べると
2008年 14円、32.9%
2009年 14円、106.9%
2010年 14円、27.9%
2011年 16円、24.9%
2012年 20円、32.6%
2013年 23円、34.4%
2014年 25円、47.3%
2015年 27円、61.9%
2016年 28円、35.4%
2017予 30円、26.3%
となる。
2009年はタコ配も厭わず、2011年以降は連続増配と、還元意欲はしっかりと見てとれる。
配当性向は概ね3割程度な雰囲気もあるが特に拘ってる風でもなく、
ガチガチな配当性向基準よりもこの方が配当株的には有り難い。

大株主は
1位 株式会社N&K 25.88%←植田家の資産運用会社
2位 植田伸司 8.11%←社長
3位 植田佳代子 2.94%←社長の夫人
4位 山田壽雄 2.35%←元監査役
5位 従業員持株会 2.30%
6位 植田翔子 1.64%←社長の娘
7位 植田元気 1.64%←社長の息子
8位 若杉精三郎 1.41%←下記参照
9位 日本マスタートラスト信託口 1.28%
10位 日本マスタートラスト信託銀行 1.17%
となっており、40%は創業家のもの。
これなら還元にも力が入って当然。
因みに「N&K」とは伸司(のぶじ)&佳代子(かよこ)の事だと思われる。

8位の若杉精三郎氏だが、
3020アプライド
3177ありがとうサービス
3260エスポア
3297東部住販
3317フライングガーデン
3399丸千代山岡家
3710ジョルダン
8996ハウスフリーダム
の大株主でもある。(他にもあるかもしれない)
どういう人物なのか知らないが、単なる個人投資家なら羨ましい限り。


祖業はティーバッグ加工だが、1988年の「ダイエットプーアール茶」販売開始から
健康茶の開発販売が主力となった。製造は外部に委託。
そして健康食品や健康雑貨や化粧品へとジャンル拡大し今に至る。
元々、日本で飲まれてる茶は渋みを抑えるためにカテキン含有量の少ない茶葉に
品種改良(味的には改良だが健康的には改悪)されており、
中国雲南省の奥地でカテキンの多い原種を探し出した植田社長が、
発酵(茶葉のタンニンを酸化させ酸化酵素を活発にさせる)させ、
更にプーアール茶特有のカビ臭さを取り除く「蒸気殺菌法」を用いて
創り上げたのがティーライフのダイエットプーアール茶。
おまけにその茶葉を得意技のティーバッグにしたわけだが、
それも当時の新技術であるトウモロコシフィルターの三角ティーバッグで美味しさと環境に配慮。
こうした30年近くの苦労の成果が大黒柱のダイエットプーアール茶であり、
これは中々に信頼できるんじゃないか。

 *因みに茶は「不発酵茶(緑茶)」「半発酵茶(ウーロン茶)」「発酵茶(紅茶)」「後発酵茶(プーアール茶)」に分類される。

売り方もユニークである。
・「30日間返品・返金保証」で開封してても返品返金、(少しでも残っていれば)使ってても返品返金。
・常時ではないのだが「商品券セール」は、切手・書き損じハガキ・商品券などで支払いができる。
・これも常時ではないが「下取りセール」は、他社の健康食品や化粧品を下取りしてくれる。
など行われていて、これは新規客を惹きつけるのではないか。
そして「10%引き定期お届け」で常連客固定客を掴んで離さない。
堂々のストックビジネスの完成である。


10年後の配当だ。
ビジネスはしっかりしてる。業績も安定してる。財務もキレイ。還元意欲もありそう。
これはもう、今まで通りの年1〜4円の増配が続くと考えれば良いんじゃないか。
今期の30円配当に2円x10回を足して50円配当。
こんなところだと思うんだが。
不安な点は、ジャンルを拡げすぎてるようにも感じる点。
子会社化した北欧家具やキッチン用品は未だ赤字で、今後どうなるかは解らない。
とは言っても主柱の健康茶で十分にカバーできてるので現状の規模であれば心配ないのだが、
更に手広く・・・となると心配だ。
もう一つの不安は、全てが輸入ビジネスな点。円安に激弱。
(通貨オプションで両建てしてるが、たぶん上手くいかない)
素人考えだが、健康ブームに乗って健康茶を欧米に輸出できるとバランスが取れるのだが。


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posted by 冬葉ツトム at 15:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。キズイです。

いつもブログ更新を楽しみにしています。

若杉精三郎さんは日経ヴェリタス7月?号に、買った株は一生売らない個人投資家として、年齢と顔写真が掲載されていました。

損切りという言葉を最近知ったというフレーズが印象に残っています。

自分はバイ&ホールドが好きなので、好きな投資家の一人です。

若杉さんはきちり、エコノス、キャリアバンク、メディアファイブ、ホリイフードS、グランディーズ等も大量に保有しているみたいです。
Posted by キズイ at 2016年11月19日 06:16
キズイさん、こんにちは。
教えてくださってありがとうございます。
有名な方だったんですね。
Posted by 管理人 at 2016年11月19日 08:47
こんにちは、ティーライフの株主になっている若杉です。
私は、サラリーマン時代からポケットマネーでこつこつと株を買い続けて現在に至ります。

退職後は、一部の株を売却してアパート経営もしていますが、株式投資の方が楽ですし、良いかと思います。

退職した後は時間も取れるので、会社四季報や決算資料をかなり細かく読んでいます。
そうすると、将来の会社の株価が見えて来たりもします。これはここ7、8年のことです。

良い銘柄を割安な時に地道に買う、そして持つ、そのようにすれば株式投資で失敗することはないと思います。

突然、現れて偉そうなこと書いて申し訳ないです。
不愉快であれば消して下さい。
Posted by 若杉 at 2017年06月24日 15:31
若杉さん、こんにちは。
ポケットマネーからそれだけの資産になるのは、
記事にも書きましたが羨ましい限りです。

良い銘柄を安く買うは原則ですね。
Posted by 管理人 at 2017年06月24日 19:36
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