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2016年05月20日

ホームバイアス

投資の世界においてホームバイアスとは「本国に対する資産配分の偏り」を指す。
日本人であれば、馴染みのある日本株や日本円が資産の大半を占める場合で、
これは批判されることが多い。

もちろん、「ハナから国際投資という視点がない」とか
「勝手知ったる日本(円)に投資してると何となく安心だから」とか、
そういう論外なのは批判されても仕方がないと思う。

だが、本当に駄目なのだろうか?

私はホームバイアスはあって良いと思う。
なぜなら、私はずっと日本に住むからだ。
ずっと日本円で生活するからだ。
もう歳も歳だし、外国語は話せないし、出無精だし(笑)
巨大災害で日本列島に人が住めなくなるとか、占領されて流通通貨が人民元になるとか、
そんなことにでもならない限り、望んで環境が変化するなんて想像も出来ない。
であれば日本(円)を中心に考えて何が悪いのか。


特にインデックス投資家に多いのだが、GDP比で配分し日本は1割もあれば充分という考え方。
もしこの人たちが将来世界中を放浪して暮らすというなら、私もこれはアリだと思う。
が、そうなんですかね?
あなたは旅人になるんですかね?

特に米国株投資家に多いだが、自らの資産額や推移をドル建てで考えるという考え方。
もしこの人たちが将来米国に移住するというなら、私もこれはアリだと思う。
が、そうなんですかね?
あなたは米国人になるんですかね?

どうも、そうじゃない人(ずっと日本で暮らす人)も、結構多そうな気がするんですが。


色々と疑問点も沸いてくる。
もし将来はマレーシアに移住するっていうなら、資産額等はマレーシアリンギット建てで
計算しなきゃ可笑しい様な気もするし。
将来っていう言葉も曲者で、例えば今30歳で60歳で引退して米国移住だとすると
これからの日本在住期間も米国滞在期間も大差はない訳で、
だったらそこまで米国一辺倒に考えるのも可笑しい様な気もするし。


あくまで「中心に」であって、なにも全てを日本(円)にするって訳じゃない。
実際、FXのレバレッジを考慮しないと、私の金融資産のうち日本は6割ぐらいだ。
(計算はすべて円建てでやってるが)
日本に暮らしてたって、世界の影響は受けるし為替の影響も受けるし。
暮らすのは日本だけど頻繁に海外旅行して外貨を使うとか、
自分は日本で暮らすけど子供は海外移住させるつもりとか、
個別に様々なケースがあって一概に「こうすべき」ってのも変で。

だから、"ある程度"はホームバイアスがあっても悪くはないんじゃないか、
少なくとも「ホームバイアス=悪」と決め付けちゃいけないんじゃないか、という話。


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posted by 冬葉ツトム at 16:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見しております。
今回のお題は「ホームバイアス」ですか。

とある日本人のお医者さんの本に、
  医学情報の収集は、日本語で収集した方が幅広くて速い。
  英語で収集しているものは、英文資料の方が国内資料よりも、
  @質の高い領域か  A情報が速い領域だけ
という旨の記載があったのを思い出しました。

私は、「ホームバイアスは悪、円から脱却できないのは無能、、、云々」は煽りにすぎず、
日本で ”代用ができるなら” 、やる必要はないと思っています。
資産の為替分散も庶民には無用でしょう。

@質の高い領域

しかし、日本にはない株式の業種やアセットがその国にあって、
”為替リスクを上回るほどその業種が美味しい” のなら、
長期目線で是非やるべき、とも思っています。

A情報が速い領域

それでも、外国の個別銘柄の情報収集を母国語以外の人がやれば、
口コミに勝る現地人に食い物にされて、勝ち目が薄いです。
(そんなことより、その国の人々のバイアスの在り方や
 自分の資金管理に、神経を集中した方がお得でしょうね)

xx原理主義:
皆さんそれぞれ持論をお持ちですからねえ。

インデックス原理主義さんたちの発想に立つと、究極的には、
(報酬と手数料が安ければ、そして金本位制に戻らない前提で)
マネーは膨張するのだからマネーの移動先は全て抑えるべき、となりますね。

ドル表示原理主義さんたちは、事業投資ではなく、投機で勝てる人達なのではと感じています。
彼らの本質は、為替選択などにはなく、相場師なのではと。
つまり、どの国であろうが、どんな商品で勝負しようが、勝てる相場師さんなんですよ。
(憧れますが私にはできません)

私?私は日本株1/4ほどで他は米国株と香港株になってます。
Posted by たけ at 2016年05月20日 22:49
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