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2016年05月06日

リターンの源泉

先月の記事で「リスクヘッジなんてそんなに上手くいくものじゃないよ」的な事を書いた。
少し続きを書いてみよう。

積極的にリスクをヘッジしよう、リスクリターンを中立化しようとする人達にとって、
儲からない事はそれほど不味い事じゃない。

毎度おなじみ、彼らが求めてるのは「興奮」だからだ。
本筋の売買とそのヘッジとで2倍のアドレナリンが得られて、彼等としてはハッピーなのだ。
いや、2倍どころではない。
「しっかりヘッジするからリスクは限定的」という言い訳の元、たいして安くもない所で買ったり
高くもない所で売ったり、本筋の仕掛けを甘く出来る。
そして本筋の売買頻度が増えて、その度にヘッジが掛けられる。
本来は1回の売買で済むところが2回4回6回と増えていって、彼等の目的は達せられる。

「リターンとリスクが同量なら、儲からないじゃないか!」
ところがだ。儲かるのである。

では例としてサラリーマンはどうやって儲けてるか考えてみよう。
・上司の命令に忠実
・時間の拘束
・一生懸命やってる様に見える業務
この3点で組織に対する忠誠心をアピールして給料を貰う。
つまり、なにかを手放す事でなにか(この場合は給料)を受け取れる。
対価だね。
理不尽な命令や長時間拘束と引き換えなら立派な社畜になれる。

しかし10万円の価値のものを手放して10万円を受け取っても、それは儲けたとは言わない。
10万円未満の価値のものと引き換えに10万円を受け取ってこそ、「儲け」だ。
しかしそんな不公平な取引があるのか?
あるのだ。
それはオークションを考えると解るだろう。
あなたが捨てようと思ってたものがオークションで結構な値が付いたり、
逆に、たぶん出品者にとっては無価値だろうなと思いつつ高額入札したりとか、
そんな経験がある人も多いんじゃないか。
そう、人によって価値は違うのだ。
であれば、自分にとって価値の低いものを差し出して、
それに高い価値を見出す人からお金を貰えば良い。
(この逆パターンが社畜だ)

あなたが儲けようとした時、自分が誰に何を提示してるか考えた事があるだろうか?
まさか何も手放さずに儲けようとしてるんじゃないよね?
それが出来るのは前回の記事に書いたアーティストだけだが。
凡人の私の場合、「楽しまない」「急がない」を常に気に掛けてる。
私には「楽しい」も「早く」もそれ程の価値はなく、手放しても惜しくないから。
ここが私のリターンの源泉だ。
そして「すぐに楽しい」に高い価値を感じてて、
お金を払ってもよいという人たちから対価を受け取ってる。
参加者の大半はこのタイプの人たちなので、需給としては圧倒的に有利。
ヤフオクよりもeBayよりも巨大な東証オークションで
みんな喜んで入札してくれるので、私は負ける気がしない。


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posted by 冬葉ツトム at 15:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ。GWも終わりに近づきましたね。
今回のお話はなかなか意味深いですね。

>本来は1回の売買で済むところが
あれ? 貴殿は1銘柄の購入回数は分散されてるのかと、勝手に思っていました。

>そう、人によって価値は違うのだ。
>あなたが儲けようとした時、自分が誰に何を提示してるか考えた事があるだろうか

この部分は感銘しました。
買いに際して、相手が私に何を提供しているのか、も考えたことがなかったです。
私は一人相撲していたのかも知れません。というか、
対価を払うだけの価値について私は十分考えてなかった証拠ですね。

>「楽しまない」
バイアスから逃れられないですが、自分を戒めておきたいです。

>「急がない」
長期投資の本質的な部分ですね。

>ここが私のリターンの源泉
私の場合リターンの源泉は何だろう、、、考えるためのいい題材がもらえました。

>東証オークション、「すぐに楽しい」に高い価値、みんな喜んで入札、負ける気がしない
売りは直感的に行動してしまい、損大利小の罠に陥ってしまいます。(最近多少改善しましたが)
買いは、成長の根拠として定性定量のどの部分に目線を持っていくべきか迷っているところです。

ともかく貴重な題材を頂きました。ありがとうございます。
Posted by たけ at 2016年05月06日 21:35
たけさん、こんにちは。

>>本来は1回の売買で済むところが
>あれ? 貴殿は1銘柄の購入回数は分散されてるのかと、勝手に思っていました。

そういう意味じゃないです。

Posted by 管理人 at 2016年05月06日 22:47
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