2013年10月11日

茶番劇の顛末

アメリカが債務上限問題でデフォルトするんじゃないかと心配する向きもいる様だが、
私は全く心配してはいない。
「なにを粋がってるんだこの馬鹿は。本当はガクブルじゃないのかよ?」
と多数の人々が思っただろうが、心配してない理由は「心配する必要がない」から。
「やっぱりインカム狙いだと落ち着いていられるのか・・・」
と思った数人の人もいるだろうが、インカム狙いだから言ってるわけじゃない。

「アメリカはデフォルトなんかしない」と確信してるから、だから心配してない。
ではなぜ米大統領でも持て余してる問題を、このオッサンは断言できるのか。

それは「人間が造った問題だから」。

これが東日本大震災などの天災なら心配ですよ。
だって人間のコントロールできる問題じゃないから。
地震でも津波でも富士山噴火でも隕石落下でも同じですが、人知の及ぶところではなく
タイミングも規模も全く判らずに降りかかってくるわけですから、
これはもう心配ですし、できるだけ対応しておきますよ。私だって。

しかし債務上限問題は米政府と連邦議会が造った問題。
アメリカの政治家が演じてる茶番劇です。
しかも今のところシナリオ通りに進んでる。
これのなにが「心配」でしょうか?


いや「人間が造った問題」といっても色々あって、
例えば911テロなんかもそうだし、リーマンショックも。
これらと今が違うのは「恐怖と欲望が制御できているか」。
911は史上初めて米本土が攻撃された恐怖感が制御できなくなった。
リーマンは欲望の膨張が制御できなくなって破裂した。
前述の通り、債務上限問題は台本通りに進んでいる。
恐怖も欲望もなく、ただ淡々と演じている。
別物です。

「これから台本通りに進まなくなるかもしれないじゃないか!」
という意見もあろうが、不確定要素は非常に少ない。
当事者のすべてが台本に従った方が都合が良いのだから、
対立してる様でいて、実際には対立などしていない。
なので、アクシデントが起きることもなく、最終幕へと進むはず。


最終幕はどうなるのか?
簡単です。
アメリカの、政治に関心の薄い人達から、政府機関の閉鎖で困ったとかの
政治に対する不満が出始めたら、そこから急速にフィナーレに向かいます。
だって演者である政治家の唯一の関心事は「次の選挙の得票」ですから。
政治に関心の薄い層とは多数層ですから、そこからも不満が出るってことは、
得票に悪影響が出ることを意味します。
そうなれば政治家にとっては尻に火が点いた状態。あわてて消します。
今までの言動を無視して「問題を解決に導いた有能な政治家」という役に殺到します。
そして幕は降りるのです。

これが映画や芝居なら、最後の最後まで超盛り上げて、いきなり夢落ちとかの
都合の良い展開で終わらせるわけで、大顰蹙もの。
なので「茶番劇」なのです。
この茶番劇を本気にしてる(ように見せてる)人達って、
買う言い訳・買わない言い訳・売る言い訳・売らない言い訳に活用してるだけでしょ?


P.S.不確定要素は非常に少ないと書いたが、皆無ではない。
   解決の瞬間にホワイトハウスの上空に巨大円盤が出現するかも知れないのだから。
   これだけ断言して外すと小っ恥ずかしいから言い訳しておく(笑)
   でも今回に限らず、「人間が造ったか」「制御できているか」の視点で見ると
   どんな問題でも適切な対応ができる可能性は高い。
   少なくとも、どうでもよい様な事を○○ショックとか呼んで右往左往する
   恥かしい人間にはならずに済む。


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posted by 冬葉ツトム at 15:58 | Comment(7) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
完全に同意致します。

アレの本質って政治屋のパフォーマンスと識者の言葉遊びですもんね。藤巻ダイセンセイが常々言っているのと同じですね、ただ米国債だとポジショントークにもならない話ですけど。
Posted by チラシの裏 at 2013年10月12日 15:53
チラシの裏さん、こんにちは。
藤巻先生って、今は議員なんですね。
知らんかった(汗)
10年ぐらい前に主張してたのは、
「1ドル200円超の円安で全て解決みんなハッピー・・・・」
みたいな話だったと記憶してるのですが、
今は何を言ってるんでしょうかね?
そのうち「伝説の参議院議員」って呼ばれたりして(笑)
Posted by 管理人 at 2013年10月12日 19:25
いつも興味深く拝読しております。
保有銘柄がかなり被っているので参考になります。まだ20代のため原資は小さいですが。

アノマリー的な10月の危機は、買い場ですよね。今年は人口的な買い場の気がします。

保有銘柄報告以外のこういった記事も増やして下さーい!
Posted by NIK at 2013年10月14日 23:13
NIKさん、こんにちは。
もうちょっと更新頻度は上げたいとは思ってるんですがねぇ。
めんどくさくて(笑)
Posted by 管理人 at 2013年10月15日 00:16
どもどもです。

結局、おっしゃられていた通りの展開で終了しましたねえ・・・・・・。
私もこれが本線だと思ってはいましたが、
想像を超えてアメリカの政治家がアホウだった場合に一応備えていました。

さすがにそんなことはなかったですけど、
茶会党の人たちを見ていると、
いつか、そのまさかが現実化しそうで、ちょっと怖いです。
Posted by mushoku2006 at 2013年10月19日 07:35
mushoku2006さん、こんにちは。
政治家は庶民様なんかより、はるかに合理的だと思ってます。
世界中どこでも。
「次の選挙の得票を確保する」という唯一の目的に対して常に合理的に行動します。
庶民様が常に感情で動くのと対照的です。
その庶民様が多数票を持ってるので、その票を得るには庶民様に媚びるしかない。
で、結果として馬鹿を演じる必要が出てくる。
庶民様がそれを見て「政治家は馬鹿だ」と言っていれば、自分たちが招いた茶番劇だと認めなくても済む。
「政治家は何をするか解らないから心配」と言って言い訳していれば、
本当に心配なのは自分が感情に任せて何をしでかすか解らない事なのを隠せる。

茶会派も含めて米政治家たち、今回はうまく損切りしたと思いません?
短期トレードからの撤退の条件をちゃんと守ってますよね。

Posted by 管理人 at 2013年10月19日 08:41
>>今回はうまく損切りしたと思いません?

自分たちの力を一応見せて、最後の一線は守って撤収。
極めて合理的に振舞ったと。
そう解釈すべきなのかなあ・・・・・・。
そうかもしれませんねえ・・・・・・。
(-_-) ウーム
Posted by mushoku2006 at 2013年10月20日 09:50
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