2013年02月21日

損切り

まず断っておくが、私が損切りしたという話ではない。
なので「この馬鹿、損しやがったぜ。ザマーミロ」と思って来た人には申し訳ない。
それにしても、松本清張原作・緒形拳主演で映画化したら面白そうなタイトルだな(笑)

損切りすべきかどうか? 何を基準に?
よく語られるテーマだが、根本が解ってないので的外れになってる場合が多い。
それは、「あなたにとって損とはなんなのか?」ということ。
益を求めるのが前提である以上、「損」とは益が見込めなくなることだ。
そして、益がなんなのかは人によって違う。
それが自覚できてないのに、切るも切らないも無い。

○私にとっての損。
得られるはずのインカムが得られなくなることだ。
例えば10円配当の銘柄を株価200円で買ったとする。
この配当が5円に減配されたら、その場合は切ることになる。
しかし10円配当のままで株価が100円になったら、これは切る理由がない。
損が発生してないから。
インカムは買値に左右されるのであり、時価は影響しない。
ただしその株価下落の原因が減配に結びつくようなものなら、それは損の発生があり得る。
それ以外の株価の変動は私にとっての損と無関係だ。
業績との関係は、このブログでいつも書いてる「利益・財務・意欲」次第。


○極少数の個人投資家にとっての損。
得られるはずのキャピタルゲインが得られなくなることだ。
例えば株価200円の銘柄が3ヶ月以内に240円になると見込んで買ったとする。
この株価が180円になる。この時に損はない。
この場合の損は「3ヶ月以内に240円になるとの見込みが消えたとき」に発生する。

注:ここで「含み損は損じゃないからな。だから180円でも損はないよ」などという馬鹿が
  必ず出てくるが、含み損か実損かは関係ない。
  キャピ狙いは買値と売値の差に左右されるので、時価は影響しないのはその通りだ。
  でも売らなきゃいいんだとうそぶいてる様な人間の場合、
  買値をコントロール出来なかったから含み損になってるので、
  そんな奴が売値をコントロールできるわけがない。

では、仕掛け時の見込みが消えたときとは何時か?
見込みには根拠があったはずであり、その根拠が否定されたときに見込みは消え損が発生する。
損切りのタイミングが判らないというのは、仕掛け時に根拠が無く、勘だから。
根拠が明確であればあるほど、損切りの要不要も基準も明確であり迷うはずもない。
もし株価が下落したときに損切りすべきか迷うというのなら、
それはもう最初に買ったときに既に損切り基準に達してる。


○大多数の個人参加者にとっての損。
得られるはずの興奮が得られなくなることだ。
例えば株価200円の銘柄を買う。翌日199円になり翌々日202円になる。
もうこの辺で損が発生しつつある。
この場合の益は株価の急変動と頻繁な売買であり、
どちらも得られずに時間が過ぎれば禁断症状が起きる。
この禁断症状が損である。

損しないための必須の便利ツールが損切りである。
株価が急変動するかどうかはコントロールできない。
(もちろん人気銘柄に仕掛けることで急変動の可能性を高めることは出来るが)
だが頻繁な売買は自身でコントロールできる。
損切りをルール化して、何円下がったら売るとか何%下がったら売るとか
何日動かなかったら売るとか。
この損切りルールの数字を出来るだけ少なくすれば、いくらでも売買できる。

が、売買を頻繁にして興奮すればするほど損切り時に支出する費用が嵩む。
どんなにテーマパークが大好きな人だって、会社を辞めて毎日通うなんて事はしない。
いくら楽しくてもお金が続かないからだ。
大抵の大人は娯楽・趣味費として支出できる範囲で遊ぶ。
ということは、だ。
娯楽費として浪費が許容できる程度の損切り費に抑える損切りルールの数字。
ただし禁断症状が起きない程度の損切りルールの数字。
この二つの数字が重複する範囲が、この場合の損切り基準だ。
できるだけ基準がキツければ激しく楽しめるし、基準が緩ければ永く楽しめる。


実は上記の三種に当てはまらない人もいる。
序盤に「益を求めるのが前提・・・・」と書いたが、
インデックス投資家は益を求めてないので、益もなく、損もなく、
したがって損切りもない。


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posted by 冬葉ツトム at 15:51 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは

米国株暴落を夢見る欲呆け爺ですが

冬葉さんは米国株ETF例えばHYG等は全く対象外なのでしょうか

Posted by SA at 2013年02月24日 12:28
SAさん、こんにちは。
ネット証券の特定口座に入るようになれば考えます。
それまでは興味ないですね。
Posted by 管理人 at 2013年02月24日 18:42
もともとの買値と比較して大幅に上昇した後、下降していて、見込みがない、あるいは予測が間違っていたと確信していてもなかなか売り切れないものです。損切りルールを決めていればと思う。昨年、今年と本当ダメダメですね。
Posted by aa at 2013年02月27日 08:21
aaさん、こんにちは。

「確信してる」状態ですら売れないものが、損切りルールに引っ掛かっただけ
(実際にこれからどう動くかわからない)の状態で売れるわけがないです。

「ダメダメですね」とおっしゃられても、私はaaさんの資産内容も推移も知りませんので、
aaさんの投資がダメかどうかは判りません。
私の投資の方については、特にダメな状況はありません。普通です。

Posted by 管理人 at 2013年02月27日 10:52
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