2011年11月11日

似たもの同士

年末も近づいてきたので、最近は節税のためのクロス取引に励んでる。
例年は12月にやってたのだが、なんとなく今年は11月から。
含み損の銘柄を売って損失確定して買い戻してるわけだが、
普段の売買のように細心の注意を払う事もなく、非常に楽である。
なにしろ、損が大きいほど得をするのだから。
薄い買い板に盛大な成売りをぶつけて暴落させたとしても痛くも痒くもない。

「こんな地味株、欧州債務も円高もオリンパスも関係ないだろうに、なんで下げてんだよ・・」
とお嘆きのあなた、ひょっとしたら傍若無人な個人投資家一人の節税対策が理由かもしれない。
まぁ私は無茶しない様に気を付けてるし、多銘柄分散で1銘柄分が少額なので大勢に影響はないのだが。

私がやってる事は「損失の確定」と「利益の先送り」なのだが、
世の中には20年にも渡って「損失の(計上)先送り」を続けてきた大企業があるらしい。
しかも高額買収による「損失の確定」を使って誤魔化した。
同じように損失を出すことで、方や「利益の先送り」方や「損失の先送り」と正反対。
なかなか面白い。

何故このように望むものが違ってくるのか?

私の場合は1取引で、あるいは通期で損失が出たとしても、誰に文句を言われる事もない。
なので、平気で損出しが出来る。
言い訳する必要もないし、誤魔化す必要もない。
逆に利益を出さなくても、文句は言われない。

しかしオリンパスは違う。
損失が出れば文句を言われ散々に叩かれる。
当然嫌なので隠す、誤魔化す。
ここには目先の損失を許さない評価者がいる。
「市場」だ。

企業の行動に対して市場の評価が下されるのだが、
市場の程度に合わせて企業が行動するとも言える。
つまり、評価する側される側、両者は似たもの同士である。
市場は企業の求めに沿った場を提供し、企業は市場の求めに沿った数字を出す。

似たもの同士な両者のぶつかり合いは「相場」と呼ばれる。
市場にとっての必殺技は「上場廃止」だが、それに対して企業の対抗技は「MBO」。
なんのことはない。似たもの同士なので、どちらの技もそっくりで「退場」だ。
(そう言えば以前、取引所の社長がMBOを批判してたが、相手の技を封じ込めたいだけである。
そもそも上場も出来ない奴が退場を批判するとは噴飯物)

市場を構成する参加者達が常に言い訳し隠し嘘をついてるのだから、
似たものである企業だって常に言い訳し隠し嘘をつくのは当然。
その割に市場は強気で企業を叩いてるが、それは屈折した自己嫌悪。

市場のレベルに企業のレベルは収斂し、
親のレベルに子のレベルは収斂し、
教師のレベルに生徒のレベルは収斂し、
視聴者のレベルにマスコミのレベルは収斂し
有権者のレベルに政治のレベルは収斂し、
国民のレベルに国家のレベルは収斂する。


スポンサード リンク
posted by 冬葉ツトム at 16:26 | Comment(3) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>レベルは収斂

さすが、上手いことをおっしゃる。(^^)
Posted by mushoku2006 at 2011年11月12日 15:19
 はじめまして とても楽しいブログですね 私わ金融資産2000万ほどの個人投資家です 兼松エレクトロ SHO−BIなどにも投資してますよ 商社株にわ投資しないのですか? 見解を聞きたいです
Posted by 会計王 at 2011年11月13日 09:35
会計王さん、はじめまして。

SHO-BIも商社でもあるんですがね。
他の保有銘柄の中にもラサ商事、コンドーテック、SPK、田中商事、
中央自動車工業、サンゲツと商社がありますし。
ひょっとしたら総合商社に投資しないのかって事ですかね?

商社は世界景気・国内景気・為替の影響を強く受けるので扱いが難しいのですが、
中でも総合商社は商材が多岐に渡るので一層難しいです。

総合商社に限らないのですが、大型株の株価は業績より需給に影響されやすいので、
あまり好きじゃないです。
という点から、投資先として避けてます。

今は高配当ですが不景気になれば簡単に減配ですから、配当株としては低評価になります。
ド真ん中の景気敏感株ですから。
ただ、インフレヘッジ目的としてもド真ん中でしょうから、その点では気になってますが。

Posted by 管理人 at 2011年11月13日 15:14
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

Copyright(C) 2009-2020 配当金生活 all rights reserved.