2011年10月14日

SHO-BI

7819SHO-BIの今後10年間を配当中心に占ってみる。

化粧雑貨、服飾雑貨及びキャラクター雑貨のファブレスメーカー。

各事業部門は販売先の売場別で区分されてる。
「ヘルス&ビューティー事業部門」(スーパー等の化粧品・服飾雑貨売り場)が売上げの33.4%(2Q時点)。
「ファンシー・キャラクター事業部門」(スーパー等のキャラクターグッズ売り場)が56.0%。
「その他事業部門」(100円均一ショップ、コンビニ等)が10.6%。

1948年 創業者である寺田正次がクシ・ブラシなどの化粧雑貨の一次問屋「寺田商店」を創業
1949年 粧美堂株式会社を設立
1960年 株式会社ダイエーと取引開始。ジャスコ、ニチイ、イトーヨーカドー等、総合スーパーの販路拡大
1996年 株式会社サンリオとのライセンス契約を継承
1999年 ウォルト・ディズニー・ジャパン社との間でライセンス契約を締結
2005年 中国国内でのディズニーキャラクターの商品化許諾権を取得
      中国でのキャラクター雑貨販売と国内輸入窓口として粧美堂日用品(上海)有限公司を設立
2006年 商号を「SHO-BI Corporation株式会社」へ変更
2008年 商号を「SHO-BI株式会社」へ変更
2009年 ジャスダック証券取引所(現大阪証券取引所JASDAQ市場)に上場
2010年 東京証券取引所市場第二部に上場
2011年 東京証券取引所市場第一部に指定

利益。
2004年からの売上高と経常利益と売上高経常利益率を並べてみると
7248(百万円)7714、9123、11641、12142、12217、12774、予12800
287(百万円)、385、411、679、841、1058、1154、予1250
3.96%、4.99%、4.51%、5.83%、6.93%、8.66%、9.03%、予9.77%
となる。
綺麗に増収増益が続いてるのも素晴らしいが、利益率も2007年以外は向上し続けてる。
この辺は、卸業だったのが企画・生産まで関与するようになった為と思われる。
営業利益より経常利益が割りと多いのだが、営業外収益として不動産賃貸収入が2.5億円ぐらいあるから。

財務。
前期末の数字だが、有利子負債は約30.9億円。現預金が約32.3億円。自己資本比率が40.0%。
投資有価証券は株が1.67億円ほど。
最も大きいのがみずほ優先株で2番目がみずほ証券で8番目がみずほインベ証券で
9番目がみずほ信託銀で11番目がみずほFG。
みずほの社債も1億円持ってるし、随分とみずほが好きなようで。
特に良くもないけど、特に心配するような点も無く。

配当政策。
「年間配当性向を概ね40%〜50%程度を目処とし・・」という方針。
実際の配当額と配当性向を2004年から並べると
7.5円、7.5円、7.5円、15円、20円、20円、22.5円、予22.5円
10.2%、赤字、25.2%、48.5%、51.6%、40.9%、42.9%、予41.3%
となってて、大体40%強ってところ。

筆頭株主は寺田一郎社長でほぼ3分の1。2位のTCS株式会社は寺田家の資産運用会社。
3位の寺田正秀専務は社長の長男。6位の寺田久子氏はTCSの社長。
7位の平賀優子氏も9位の寺田とみ氏も社長の2親等以内の血族。
要は社長一族で60%以上を保有してる。


説明会資料には今後の事業戦略として
主テーマ 「自社企画商品」の売上比率を高め、利益率をUPさせる
とある。
実際の数字は昨年が自社企画商品比率60.4%で営業利益率8.4%だったのが、
今年は自社企画商品比率64.0%で営業利益率9.1%になってる。

2Qでの業態別の売上高構成比は1位が総合スーパー29.0%、2位がバラエティストア16.7%、
3位がドラッグストア15.9%、4位が卸売業者12.0%、5位がディスカウントストア11.1%、
6位が100円均一ショップ9.3%となってる。
この中で大きく伸びてるのが卸売業者向けの売上げ。昨年の5億円から8億円。
この辺もメーカー色が強まってるのを表してる。

まぁ、自社で企画して製造(ファブレスだが)して販売先に卸す方が
単に卸すより高利益率なのは当たり前で、利益成長の方策としては安易といえば安易。
利益と引き換えにリスクも背負い込む事になる。
卸に比べて自社企画・製造は当たればデカイ。ただし、外れてもデカイのだ。諸刃の剣。

ただ、それほど酷い事にはならなさそうな気はする。
SHO-BIが扱ってるキャラクターは「ディズニー」「セサミストリ−ト」「スヌーピー」
「ベティ・ブープ」「ピンクパンサー」「トゥイーティー」「バーバパパ」「ピングー」
「きかんしゃトーマス」「リカちゃん」「ハローキティー」「ドラゴンボール」
「プリキュア」「ポケモン」等等と、古典から最近のもの、欧米から日本のものまで
幅広く取り揃えてる。
このうち「ディズニー」などの古典的キャラクターの人気は10年後も20年後も揺るがないだろう。
これらの安定収益がベースになるので、その上で最近のキャラが売れたり売れなかったりしても
業績変動は穏やかになるだろうと。

「キャラクター商品」にしても「おしゃれ雑貨・小物」にしても、ターゲットにしてる顧客に
自分の物欲を制御する力があるとは思えないし。
人気やブームは移ろうだろうけど、結局は何かを買うわけで。


さて10年後の配当だ。
説明会資料には長期目標として売上高1000億円、経常利益100億円と書いてある。
これが何時の事なのかは不明だが、資料上のグラフでは15年後ぐらいに見える。
あくまでイメージ的なものだというのは百も承知だが、これを信じてみよう(汗)
15年後にこの数字なら、10年後の経常利益は50億円には届いてるはず。
ならば純利益は30億円、EPSは220円。
配当性向40%で配当88円、50%で配当110円。株価500円として配当利回り22%(笑)
これが経営陣の夢がそのまま実現した時の数字。実際にはここから紆余曲折の分が引かれる。
まぁ、話半分として44〜55円配当っていうのがそんなに嘘っぽくない数字じゃないか。


スポンサード リンク
posted by 冬葉ツトム at 16:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
配当成長率ですか・・・・

経済成長の重要な要素は、過去には存在しなかったような企業によってもたらせられることが多く、実質経済成長率が5%だと仮定した場合、そのうちのわずか40%程度しか既存の企業は貢献できないという理論についてはどう考えますか?

競合他社や新たな技術革新が生まれないことを前提に
収益予想を立てているのが、なんとも・・・

Posted by k_invest at 2011年11月17日 08:11
k_investさん、こんにちは。

>配当成長率ですか・・・・

一言も書いてませんが?

専門医に相談した方が良いと思いますよ。

Posted by 管理人 at 2011年11月17日 12:32
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

Copyright(C) 2009-2020 配当金生活 all rights reserved.