2011年02月18日

高利回り社債オープン

「高利回り社債オープン」も保有してる。

正式名称:高利回り社債オープン(毎月分配型)
設定・運用:野村アセットマネジメント
信託期間:無期限(2004年11月12日設定)
決算日:毎月5日

申込手数料率:3.15%(税抜3.0%)を上限として販売会社が定める率
信託報酬:純資産総額に対して年率1.785%(税抜1.7%)
信託財産留保額:なし

内容は、米ドル建ての高利回り事業債(ハイ・イールド・ボンド)に投資するファンド。

実際のポートフォリオの内容だが、2011年1月末の業種別配分は
石油・ガス13.3%、通信10.2%、ヘルスケア8.6%、金融5.1%、ホテル・カジノ4.2%、その他の業種54.1%
となってる。
半分以上がその他だが、色々な業種に分散されてる事の表れでもある。

組入れ銘柄数も556銘柄と多い。
組入れ銘柄1位がCIT GROUP INCで純資産比1.1%。10位が0.6%という配分。
これに限らず高利回り社債ファンドに共通する戦略だが、多数の銘柄に分散して
一つや二つがデフォルトしても生き残った銘柄がハイリターンを叩きだしてくれればOKという考え方だ。

という訳で、ある程度は破綻も許容する態度で選ぶので格付けは低い。
平均格付けはBだ。
格付け別配分は、
BBB以上 0.9%
BB 13.6%
B 51.7%
CCC 26.0%
CC 2.7%
C以下・無格付け 0.5%
で、B格以上が6割以上を占めるが、C格以下もたくさんある。
これがこの高利回り社債オープンの特徴でもあるのだが、同種のファンドには
投資対象をB格以上に限定してるのが多い。
どうせジャンク債に賭けるんだから、「なんでもあり」の方が潔いだろうと思うのだが。

平均クーポン8.4%、平均直利8.1%、平均最終利回り7.7%というのが全体の利回り。
ここから高めの信託報酬を差し引くと6%程度になるはず。
これに対して1月末の基準価額は6849円。これで60円分配が続いてるので
60*12/6849*100=10.5%。
あからさまに"盛ってる"ような(笑)

月次レポートに書いてある基準価額変動の要因分解によれば、
2010/11の為替要因が+274円、キャピタルゲインが-80円、インカムゲインが+46円となってる。
対して信託報酬等が-10円で、分配金が-60円。
翌12月もインカムは+45円、信託報酬は-9円。1月もインカム+48円、信託報酬-10円。
コストを引いたあとのインカムゲインが36〜38円ぐらいで、60円の分配を払ってる事になる。


さてここで運用報告書を調べてみるのだが、損益の状況の中の配当等収益が異常に少ない。
これはファミリーファンド方式の場合、マザーファンドから得られる配当等収益は
「有価証券売買損益」欄に書く事になっているためだ。
が、この欄は配当等収益も、売買損益も、評価損益も、全て合計した数字なのだ。
なので配当等収益だけが幾らなのかは解らない。
親切な運用会社だと欄外に注記の形で配当等収益を記載してるのだが、このファンドでは書かれていない。
まぁ、野村だからねぇ。

仕方が無いので、無理やり計算してみる。
マザーファンドの配当等収益が年間36億1342万7445円。これを12等分して3.01億円。
これが全て高利回り社債オープンへ行けば簡単なのだが、実際には子ファンド4本に配分されてる。
この4本を元本額で按分すると、高利回り社債オープンは86.2%を占める。
(元本額で按分するやり方が正しいのかどうか、知らないのだが)
3.01億円の86.2%で2.59億円。
この2.59億円から第62期(2010/1/6〜2010/2/5)の信託報酬6248万1119円を引くと1.97億円。
これが高利回り社債オープンの1ヶ月のおおまかな配当等収益(費用控除後)と思われる。

それに対して62期の収益分配金が3億3687万4066円。
1.97億円で3.37億円を払ってる。ほぼ1.71倍。
これは前述の、全体の利回り6%で実際の分配10.5%を払ってる(1.75倍)とかなり近い。
かなり大雑把な計算だが、結構合ってるのだろう。
タコ足ではあるが、それほど酷くもない。もっと酷いのはたくさんある。

足りない分は収益調整金で補ってるのだが、
追加信託差損益金(配当等相当額)が62期で63億3870万1553円、67期で60億6148万4738円。
分配準備積立金が62期で14億6938万8470円、67期で8億7414万3862円。
このペースで使うなら、8年弱で消える計算。


結局のところ、純資産100億円以上で通貨選択型を除いた米国ハイイールド債券ファンドの中で、
投資対象の格付けに制限が無い事と、程々のタコ足分配なのがこれを選んだポイントになった。

そもそもどうしてジャンク債ファンドなのかというと、私としては債券ファンドではなく、
「米国ボロ株ブル・ファンド(毎月高分配型)」だと思っている。
社債って景気・企業業績に連動して動く、要するに株と同じ動きだと。
しかもジャンク社債なら、ボロ株と同じ。
株の売買手法で「多数のボロ株を買って、1つでも当たれば大儲け」っていうのがあるが、
あれの米株版のつもり。
何時デフォルトしても不思議はないので、毎月分配で早めに利益を確保しておくのも有利かなぁと。
ただし、怖いのは金融環境の悪化。
米国大手金融機関が破綻するような状況だと、このファンドも壊滅。


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posted by 冬葉ツトム at 16:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保有ファンド | 更新情報をチェックする
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