2011年02月04日

世界銀行債券ファンド(ワールドサポーター)

保有している5本のファンドのうち、「世界銀行債券ファンド」が最も額が大きい。
なにゆえこのファンドを保有してるのか、まとめておきたい。

正式名称:世界銀行債券ファンド(毎月分配型)
愛称:ワールドサポーター
設定・運用:日興アセットマネジメント
信託期間:無期限(2007年6月21日設定)
決算日:毎月12日

申込手数料率:3.15%(税抜3.0%)を上限として販売会社が定める率
信託報酬:純資産総額に対して年率1.268%(税抜1.223%)程度
信託財産留保額:なし
寄付:信託報酬の中から日々の純資産総額に年率0.05%の率を乗じて得た金額を、
    国際開発協会(International Development Association、通称IDA)に寄付

内容は名前の通り、世界銀行が発行する債券に投資するファンド。
投資対象は新興国通貨建ての短期債券。

世界銀行が発行してるので、信用格付けはAaaの最高ランクになってる。
これはあくまでも世界銀行という国際機関(が発行した債券)に対する信用であり、
対象通貨の国が高格付けな訳ではない。
因みに世界銀行とは、第二次大戦後の経済復興を目的に設立された機関で、
1953〜1966年には東海道新幹線建設資金などで日本も世話になった。

ポートフォリオの内容だが、2010年末の通貨別構成比は
ブラジルレアル 16.6%
トルコリラ 14.7%
コロンビアペソ 8.9%
メキシコペソ 8.7%
チリペソ 8.3%
ロシアルーブル 7.4%
ルーマニアレイ 7.1%
南アフリカランド 5.7%
ポーランドズロチ 4.9%
インドルピー 4.6%
マレーシアリンギット 3.4%
ガーナセディ 3.3%
ナイジェリアナイラ 2.7%
ザンビアクワチャ 1.6%
アメリカドル 0.0%
となってる。

新興国債券に投資するファンドの中には、アメリカドル建て債券を中心に投資するのも多い。
この場合、新興国に投資してるつもりで、実態としてはアメリカドルと心中する事になる。
世界銀行債券ファンドは上記の通りの新興国通貨建てで、どっぷりと新興国に賭ける事が出来る。
過去には人民元やエジプトポンド(汗)を組み入れてた時期もあった。

ポートフォリオの平均残存日数は1.59年。
新興国はインフレになりそうな事を考えると、短期債券の方が無難そうな気もする。

ポートフォリオの最終利回りが5.33%で、直接利回りが6.36%。
1月末の基準価額が5762円で、分配金は月60円が続いてる。
60*12/5762*100=12.5%。
表面利回り6.36%の債券から信託報酬1.268%を引いて5.092%。
それが12.5%になるという摩訶不思議な状態。
私がなにか間違ってるのだろうか?

運用報告書から第35期(2010/4/13〜2010/5/12)を見てみる。
配当等収益(費用控除後)22億2827万6273円に対して分配金20億4469万7644円。
何故かこれだけで分配金を賄えてる。
このうえ更に追加信託差損益金(配当等相当額)が78億2370万9917円、
分配準備積立金(配当等収益)が23億9803万9764円もあって、これらも分配金に使える。
分配対象収益は365円/口にもなり、60円は楽に払える。
この状態は第35期だけの特殊なものではなく、第36〜40期も配当等収益だけで分配金を上回ってる。

わからない。
てっきり、配当等収益では賄えずに追加信託差損益金や分配準備積立金で埋め合わせてると思ったのだが。
(例えば「パインブリッジ新成長国債券プラス」という新興国債券ファンドは
  配当等収益の2倍近い分配金額なのだが、莫大な収益調整金で今のところは支払えてる)
なぜこんなに配当等収益が多いのか。

上記の謎は解けないが、とにかく得たインカムの範囲内で分配金を払ってる事は間違いない。
基準価額は下げ続けてるが、少なくとも分配で下げてる訳ではない。
殆んどは円高のせいだと思われる。
因みに第35期では有価証券売買損益がマイナス98億1594万6681円もある。
これは売買だけではなく評価損益も含めた数字で、第35〜40期に中でプラスだったのは第40期だけ。
円高恐るべし。

資産の日本株部分がほとんど内需系小型株なので、ファンドでは積極的に為替リスクを取りにいってる。
なので、円高で基準価額が下がるのは仕方がないと割り切ってる。

以上、ある程度以上の純資産がある毎月高分配な新興国債券ファンドの中から、
「配当等収益で分配」「現地通貨建て」「短期債券」「発行体リスクが低い」という点で選んだのが
この「世界銀行債券ファンド」。


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posted by 冬葉ツトム at 16:36 | Comment(4) | TrackBack(0) | 保有ファンド | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
投資信託系は手数料がかかるという理由であまり投資対象に入れてはおりません。しかし、債券はいずれ投資対象に入れたいと考えています。債券ファンドは手数料がかかるようにみえますが、外債そのものを直接、日本では買えないのですか(それでも証券会社に支払う手数料はかかるのでしょうが)。
Posted by aa at 2011年02月09日 02:32
外債といっても様々で、米国債などのメジャーなのは普通に買えます。
私は買った事はありませんが、日興とか大和のオンライントレードが品揃え豊富みたいです。
ハイイールド債や新興国債のようなマイナーなのを個人が買うのは難しいです。
ネット証券でランド債などを売ってるのでそれを買うか、ファンドで買うか、
海外ETFで買うか・・・が現実的な選択肢だと思います。
Posted by 管理人 at 2011年02月09日 09:08
>わからない。
てっきり、配当等収益では賄えずに追加信託差損益金や分配準備積立金で埋め合わせてると思ったのだが。
(例えば「パインブリッジ新成長国債券プラス」という新興国債券ファンドは
  配当等収益の2倍近い分配金額なのだが、莫大な収益調整金で今のところは支払えてる)
なぜこんなに配当等収益が多いのか。

上記の謎は解けないが、とにかく得たインカムの範囲内で分配金を払ってる事は間違いない。
基準価額は下げ続けてるが、少なくとも分配で下げてる訳ではない。
殆んどは円高のせいだと思われる。

なぜこんなに配当等収益が多いのかといえば、ズバリ高配当の債権を保有していて、その配当収入が原資になってるからです。

基準価額の下落要因はご推察の通り円高が主要因です。

このファンドで保有してる債権の円での評価額は円高になれば、当然下がりますが(すなわち基準価額の下落)、分配金の原資となる新興国債権からの高配当収入は確保されているわけですから、高額の分配金を賄えているわけです。
無論、債権からの配当収入も円高で目減りしているでしょうが。

ある外国株を持っていて円高で株価は下がっていても、配当金は受けとれるといえば、わかっていただけるでしょうか。

Posted by のんべえ at 2013年09月19日 02:52
のんべえさん、こんにちは。
まったくわかりません。

>なぜこんなに配当等収益が多いのかといえば、ズバリ高配当の債権を保有していて、その配当収入が原資になってるからです。

その配当収入(債券の利息)を上回る配当等収益があることに対して
「謎」と言ってるので、あなたのコメントは何の説明にもなってません。
今度は素面のときに書き込んでください。
Posted by 管理人 at 2013年09月19日 06:27
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