2010年07月16日

プロシップ

3763プロシップの今後10年間を配当中心に占ってみる。

ソフトウエアパッケージやシステムの開発・販売・管理。
特に、固定資産やリース資産の管理に強い。

品目別の分類として「パッケージ」が68%、「保守」が21%、残りが「受託」「運用管理」。
前年度の「パッケージ」の製品別の導入本数は
「ProPlus固定資産システム」が108本。
「ProPlusリース資産システム」が55本。
「ProPlus減損会計システム」が7本。
「ProPlus賃貸借管理システム」が2本。
「ProPlus販売管理システム」が0本。
「その他」が24本。

1969年に日本エム・アイ・エス株式会社として設立。電子計算機の導入を指導する会社だった。
1971年からはソフトウェア開発業務を開始。
1994年に現在も主力商品である「ProPlusシリーズ」を開発・販売開始。
2001年に株式会社プロシップに商号変更。
2005年にジャスダック上場。中国に現地法人「プロシップ大連」を設立。

利益。
中長期的に粗利率51%以上、経常利益率25%以上を目標としている。
前年度は粗利率49.5%、経常利益率26.0%と、ほぼ達成してる。
ソフトウェア関連らしく、高収益だ。

2000年度からの売上げを並べてみると
451(百万円)、749、1153、1658、2032、2289、2705、2510、3611、3613、3042
となる。
同様に2000年度からの経常利益を並べてみると
48(百万円)、174、206、431、483、721、863、758、1281、759、792
となる。
2006年度の増加は減損会計適用の、2008年度の急増は減価償却制度改正の特需。

特需のおかげで変動してるが、ベースの部分は穏やかに増加してる。
赤字になる要素は殆んど無いと思える。

財務。
有利子負債がゼロ。現預金が35億円ぐらい。自己資本比率が80.5%。
まぁ、問題は無さそう。
2007年度と2009年度に投資CFが増えてFCFがマイナスになってるが、単に定期預金に預け入れたため。
その定期預金は現在26.4億円ある。

投資有価証券として唯一保有してるのが吉野家110株で1000万円ほど。
牛丼が好きなんでしょうか? 優待券が年間80枚もらえるが。

配当政策。
目標配当性向30%を基本としている。実際には2000年度から
10円15.2%、15円12.0%、10円16.3%、10円8.67%、30円23.9%、30円24.3%、
40円29.2%、40円29.03%、70記36.2%、60円53.0%、60円47.1%
となっていて、最近はEPSが計画未達なので50%前後だが、基本30%は守ってるようだ。
まぁ、会長が筆頭株主で半分近くを保有してるから、還元も積極的でしょう。


前述の通り、会計制度変更の特需次第で業績が変動する。
最近の主な変更は
平成12年「連結重視の会計」「税効果会計の導入」「キャッシュ・フロー計算書」「販売用不動産の強制評価減」
平成13年「退職給付会計の導入」「金融商品時価会計の導入」
平成14年「持ち合い株の時価評価」
平成16年「固定資産の減損会計の早期適用」
平成18年「固定資産の減損会計の本格的導入(義務化)」
などで、これだけ頻発すると、特需では無くて通常の需要だ。
前期辺りから「資産除去債務」が、売上げに一役買ってる。

大きな流れとして国際会計基準(IFRS)の適用があり、2015〜2016年まで会計制度の大変革期が続く。
これに日本版SOX法対応や、クラウドコンピューティング化など、次から次と需要が湧いてくる。
バフェットが好む「ヒゲ剃りの替え刃」みたいなもので、需要が途切れない。
「必需品」と呼んでは言い過ぎだろうが、近いものがある。


ソフトウェア会社で好きなタイプは、5〜7割ぐらいの保守サービスが基盤になって、
水物の開発販売が上乗せされるタイプ。
これだと安定した利益を出しながら、そこそこに成長も期待できる。
プロシップは売上げの8割ほどを「パッケージ・受託」が占め、「保守」は2割。
このタイプは、ちょっと景気が悪くなれば赤字に転落するタイプなのだが、
プロシップの場合はパッケージ需要が上記の通りで途切れないため、安定した業績になってる。
パッケージが売れれば、保守がストックされていくので、さらに安定するはず。


さて10年後の配当だが、EPS150〜250ぐらいで60円配+αと予想する。
会計制度の変更次第で特需の規模が変わって、プロシップの業績も変動するのだが、
10年後だとIFRSという巨大特需が過ぎているので大きな利益も望めなさそう。
が、特需が無かったとしても、保守部門の積み上がりを考えれば最低でもEPS150はあるだろうと。
逆に大特需があればEPS250もありえるかなと。

もしEPS150〜250で配当性向30%なら、配当45〜75円。
だが正直に言って、予想は無意味だと思う。
何故なら、配当性向30%を維持する必然性が無いから。
プロシップの場合、配当性向100%でも困らない事業なので、配当を幾ら出すかは経営陣の考え方次第。
とは言っても、減らす方向はデメリットしかないから、現状の60円配に+αかなと。


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posted by 冬葉ツトム at 16:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
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