2010年06月19日

コンドーテック

7438コンドーテックの今後10年間を配当中心に占ってみる。

産業資材及び鉄構資材の製造・仕入販売、並びに電設資材の仕入販売。
建設現場の足場やワイヤーを中心に幅広く展開してる。
建設資材で高シェアで、ターンバックル49%(1位)、足場吊りチェーン68%(1位)、シャックル40%(1位)など。

自社製品は2割ほどで、8割は他社製品を仕入れて販売してる。商社機能がメイン。
輸入品も2割ほどで、8割は国内品。
札幌から鹿児島まで全国43ヶ所の販売拠点。茨城と大阪に物流センター。
札幌・関東・滋賀・九州に工場。中国(主に山東省)の工場でOEM生産をしている。

1947年に近藤商店として創業。1989年に現社名コンドーテックに。
1995年に大証二部上場。1999年に東証二部上場。
今年4月に愛知地盤の電設卸会社「三和電材」を子会社化。

利益。
建設関連なので、基本的に景気次第な業績なのは否めない。
が、割と安定してるとも言える。2000年からの売上げを並べてみると
23719(百万円)、23764、22659、22062、22932、25978、28274、30237、31442、33258、27347
となるが、約220億円から約330億円と、約5割の増減。
同様に2000年からの経常利益を並べると
1315(百万円)、1345、1295、1237、1203、1766、1960、2008、1772、1912、986
となって、約10億円から約20億円と、約2倍(半分)の増減になる。

説明会資料に「設立以来赤字は1回のみ(経常利益ベース)」と誇らしげに書かれてる。
株式会社として設立されたのが1953年なので、たぶんここから57年間で1回なのだろう。

建材を扱ってる上場会社は多数あるが、ここまで赤字が少ない会社は珍しい。
説明会資料には「建材市場の縮小に対して様々な業界に資材を提供した事で安定した業績」と書かれてる。
売上げ構成比は、建築資材74%(うち公共18%、非住宅35%、住宅21%)と、
その他26%(船舶造船、運送、陸海荷役、製造生産設備、漁業、養殖、農業など)
となっていて、程よく分散が効いている。

これと、商社機能が中心になってるのが安定している要因だと思う。
メーカー(製造)は、好調な時は利益率も高いが、不調になると大きく崩れる。

財務。
有利子負債がゼロ。現金同等物が32億円ぐらい。自己資本比率が60.6%。
2002年から無借金経営を続けてる。

投資有価証券は14.4億円ほどの株を持ってるが、殆んどが清和中央ホールディングスの株。
同じ大阪の鉄鋼商社なのだが、
2005年の有報によると、清和鋼業を12万株保有して1億668万円。
これが2008年の有証で清和中央HDを10万株保有して13億7500万円。
3年で16倍になってる。今の株価で計算すると20倍近い(爆)
2万株売却した時の利益が2.03億円だった。たぶん今でも10億円ほどの含み益があると思う。
10億円といえばコンドーテックの1年分の純利益に匹敵する。

配当政策。
短信には安定配当としか書かれてないのだが、説明会資料には配当性向30%を目処と明記されてる。
実態としては2005年から並べると
20記(26.7%)、22(29.2%)、26(29.3%)、26(29.3%)、26(30.3%)、26(50.7%)、予26(46.7%)
となってる。最近は配当性向50%前後になってるが、充分に余裕がある。


前述の通り、今年4月に愛知地盤の電設卸会社「三和電材」を子会社化した。
売上高でも利益でも従業員数でも、コンドーテックの4〜5分の1ぐらいの会社で、
愛知県を中心に集中出店するドミナント戦略で成功してきた会社だ。
説明会資料の半分以上のページを使って今後の展開が説明されてる。
並々ならぬ力の入れ具合を感じる。

想定されるシナジーとして8点が書かれているが、要するに、コンドーテックの全国販売網を利用して、
ドミナント戦略を愛知県以外にも展開していくという事。
全くの新しい事をやるのではなく同じ事をやるだけなので、上手くいく可能性は高いと思う。
愛知で成功した事が三重や岐阜で成功しない理由は無いだろう。
周辺県に拡がるだけで三和電材の売上げは2倍ぐらいになるだろうし、全国展開なら10倍。
リスクがあるとすれば無理に性急な展開をする事だろうか。
三和電材は1972年から40年近く掛けて愛知1県をモノにしたのだ。

コンドーテックの成長戦略は、分野を少し拡げて、それを全国展開していくという手堅い手法だ。
今回は電設だったが、他には木質建材やプラスチック建材や水道配管設備など、
建設業界の卸売りだけでも数倍の拡大余地はある。
それぞれで全国展開すれば、さらに拡大できる。
もちろん余地があるというだけで、実際に出来るかどうかは判らないが。

さて、配当だが、利益はEPS40〜90と考えても良いと思う。
好不況で変動はあるが極端な業績にはならなさそう。
すると配当性向30%で配当12〜27円。
現在の26円に比べると下値余地が大きいが、実際に最近は配当性向50%前後で払ってる事や、
財務面で余裕があることを考えると、減配は無いんじゃないかと。
上値余地の無さも合わせて、しばらくは26円配当が続くかなぁと想像する。
怖いのは取引先の破綻。建設業界に属してると、どうしても巻き込まれる事があるので。
でも剰余金がバッファーになって減配や無配は避けられると思うのだが、
こういうのは経営陣の考え方次第だからねぇ・・・


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posted by 冬葉ツトム at 17:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜む
なかなかいい会社ですね!
ひとつ買ってみましょう!
Posted by eddydesu at 2010年06月20日 12:04
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