2010年05月29日

シーエーシー

4725シーエーシーの今後10年間を配当中心に占ってみる。

システムの企画・開発・運用を手がける。金融・信託・医薬・食品・製造が得意。

1966年に日本で最初の独立系ソフトウェア専門会社として、
株式会社コンピュータアプリケーションズ(CAC)を設立。
意外と歴史のある会社だ。
その後、出資していたSSK、SUCと3社で合併して、今のシーエーシーが出来る。

2000年辺りから、ほぼ毎年1社ぐらいのペースでM&Aを続けてる。
このうち関連会社で上場してるのは2166MICメディカルと2399綜合臨床HD。
海外展開は1989年からアメリカ、1990年からイギリス、2000年から中国に子会社を置いてる。

利益。
自社のサービスを「システム構築」と「システム運用管理」と「BPO/BTO」に分類してる。

「システム構築」は企画・開発・販売であり、需要、つまり景気次第。
2000年からの構築サービスの売上高を並べると(単位:百万円)
18516、22939、23797、33065、34249、35343、19393、20217、20945、16719
という推移。約167億円から353億円まで、ほぼ倍の変動がある。

「システム運用管理」は保守サービスであり、変動は小さい。こちらも並べると
9082、12357、13612、15405、16464、17030、17993、20707、18250、17389
となる。増加では2倍の変動があるが、減少方向ではそんなに減ってない。
2007年から2008年で大きく減少してるのは、それまで含まれてた「BPO/BTO」が分離されたため。

「BPO/BTO」は、売上げ全体の15%程度であり、現状では影響は小さい。
とは言っても、会社としても重点を置いてる成長部門であり、数年後には事業の柱になってるだろう。

財務。
有利子負債が14億円ぐらい。現金同等物が66億円ぐらい。自己資本比率が62.0%。
投資有価証券として、リクルート株を30億円ほど持ってる。その他いろいろな会社の株を64種類。
取引先なんだろうな。
2番目に多いのが、提携先のインドのiGATE社の株12億円分。
ユーロ円債5億円分ってのもある。
投資信託受益証券として、グローバルソブリンオープン(笑)とか、日経225ETFの1330と1321とか27銘柄。
投資有価証券の合計は70億円ぐらいで、営業利益の3年分ぐらいある。

子会社などの関係会社株式が60億円ほどあるのも含めると、それなりにリスキーな感じ。

配当政策。
具体的な配当性向は無い。2005年からの、配当金額と配当性向の推移は
12円45.8%、14円6.3%、14円24.7%、20円35.8%、30円32.9%、32円68.8%、(予32円53.3%)
となり、「30%程度の水準で少しずつ増やしたいな・・と思ってたら予想外の減益。
で、60%超えちゃったけど、まぁ払えるし、出そうか」ってな感じでしょうか。

ここ最近で、配当額をEPSが下回るとか赤字とかの前例が無いので、業績悪化時の減配リスクが
どの程度あるのかが判断できない。
どちらかというと、無理な還元よりM&A資金に使いたいんじゃなかろうか?
大株主に経営陣の名前が全く無いし。
実際に還元してるけど、還元意欲が高いようには思えない。


事業構造としては、まず「システム運用管理」という基礎部分があり、安定収益をもたらす。
で、その上に「システム構築」が乗っかり、これは景気次第で変動。
さらにその上に「BPO/BTO」があって、これは成長が期待されてる。
また別の見方をすると、これらを包括する形でM&Aを行っており、CACの本業の一つと言っても過言ではない。

さて、ここまでの駄文は前振りです。そのM&Aが本題。

2002/10 アイエックスアイ(IXI、当時ヘラクレス上場、その後東証二部)をTOBで子会社化。
2005/8  IXIをインターネット総合研究所(IRI、当時東証マザーズ上場4741)に約112億円で譲渡。
2007/1  IXIの架空循環取引が発覚。民事再生法申請。翌2月に上場廃止。
2007/6  IXIの問題で連結決算が確定できず、東証がIRIを上場廃止。
2007/9  IXIが循環取引を行っているのを知ってたとしてIRIがCACを訴える。約143.8億円の損害賠償請求。

という事件がありました。
CACは支払いの義務無しと主張して、現在、東京地裁で係争中。
裁判で争ってるぐらいですから、個人株主ごときに真実がわかる筈もなく。

ですがね。仮に知ってたとしたら、これはもう上場廃止ぐらいのペナルティは受けて当然。
逆に、知らなかったとしたら、これはもうお粗末としか言いようが無い話。
どっちにしろ、私の評価は0点です。
上述の売上げとか利益とか還元とか、もうどれが本当か嘘か判らないので、考えたって意味が無いんです。


じゃあ、なんで持ってるんだと言われれば、それらを全てひっくるめて面白いと思ったから。
この顛末は誰でも知ってる訳です。知った上で株価は500円付近までしか下げてない。
とすると、新たな事実が出てくるまで、つまり、裁判の結果が明らかになるまでは
株価的には下値も限られるんではないかと。
さらに、こういう微妙な立場の会社は社会的信用度も高めたいでしょうから、減配もし難いかなと。
裁判が終わるのは15年後ぐらいかなぁと予想してるので、それまでは意外と低リスクなんじゃないかと。
途中で和解って事になれば、永遠にウヤムヤですし(爆)

まぁ、かなり妄想も入ってますが、その妄想も含めて面白いと感じたわけです。
でも、予想ではなく予感として、この手の銘柄は、ある日突然、青天の霹靂的なことが起きそうな・・・・




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posted by 冬葉ツトム at 16:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎度です!
ここは、なんかやばいですよね!
買いにふみきれませんね!
Posted by eddydesu at 2010年05月30日 11:59
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