2010年02月15日

ビーエスピー

3800ビーエスピーの今後10年間を配当中心に考えてみる。予想でも分析でもなく、占いとして。

ITシステム運用管理パッケージソフトウェアの開発・販売・サポート。
ほとんどの会社がコンピュータを利用しているが、そのコンピュータに仕事を与える部分や、
コンピュータが出した結果を纏める部分、これらを自動化・省力化するソフトを開発・販売・運用している。

主力商品のA-AUTOは1977年から販売されているロングセラー。
初めはソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストという会社が販売してたが、
1993年にビーエスピーが業務を継承した。
簡単に言えば、コンピュータのスケジュールを監理するソフトだ。
結果を出力するソフトがA-SPOOL(大型コンピュータ向け)、BSP-RM(中小型コンピュータ向け)。最近は、より広範囲なITサービスマネジメントの新サービスとしてLMISに注力してる。

こういったソフトの保守サービスが売上げの半分を占めてる。
この保守部分が見事なストック型で、国内の大企業上位100社の5割以上に採用され、
しかも10年とか20年とかの長期で運用されてる。
この部分はもう磐石の態勢と呼んでもよいのではないか。
で、残りの販売部分が大抵は水物で不安定なのだが、ビーエスピーは少し違う。
全くの新規の販売ではなく、バージョンアップで稼いでるのだ。
そのため、一般のソフト開発販売に比べて売上げの変動が大人しい。。
しかもビーエスピーは、自分の都合で納期を決められるのだ。WindowsやOfficeに近いものがある。

利益。
売上高営業利益率が15.4%。2008年度と2009年度の2年とも同じ数字だった。
06年度は29.2%、07年度は27.1%だったのを見ると相当に下がってるが、
それでも15%は優秀な数字だ。
顧客がIT投資に消極的な時は、保守だけなので利益率15%ぐらい。
積極的な時は販売で上乗せできるので25%超ぐらいか。
前述のように「プチMicroSoft」的な会社なので、絶対に大崩れは無い。
ここが利益率15〜30%を外れる理由が無いと考える。

財務。
有利子負債ゼロ。現金同等物が30億円弱。自己資本比率89.9%。
財務的には何の問題も無い。
07年度に現金が5億円ほど減ってフリーキャッシュフローがマイナスになったのは、
子会社のビーエスピー・プリズム設立の費用。前年の株式上場収入19億円を使ったわけだ。
前期にも現金が5億円ほど減ったが、協同リースのCP約10億円を売って、代わりに
芙蓉総合リースのCP約10億円とジャックスのCP約5億円を買ってる。
どう見ても、現金が貯まり過ぎて使い道に困ってるとしか見えない(笑)

配当政策。
上場したばかりの07年度は「配当性向30%を目標に・・」だったが、
昨年度は「30%以上を基本に・・」になってる。
その昨年度は、元々がEPS129円予想で56円配当の43.4%の計画だったのが、
実際にはEPS83.51円に普通配当56円と記念配当15円の合計71円配当になった。
これは配当性向85.0%。記念配当が無かったとしても67.1%。
今期はEPS86.9円に56円配当で64.4%の予想。
還元意欲は充分。支払う気、満々である。

上にも書いたが、投資CFをやりくりして、FCFをそれなりの値に抑えておこうとしてる様に見える。
経営陣の一番の悩みは、儲かり過ぎて現金が余ってる事ではなかろうか。
たぶん、取引先から嫌味の一つも言われてるのではないか。
株主に還元という手もあるが、それ一辺倒でも世間が五月蝿いだろうし。
まぁ、今でも充分に還元してると思うが。

さて配当だが、10年後も56円配当が基本線。これに+α。
配当性向30%の公約は続けるだろうが、経営陣は60%は出したいと思ってると勝手に妄想してる。
景気の波次第でEPSが90〜150に変動。EPS90円に配当性向60%で54円。ちょうどこのぐらい。
で、折を見て特別配当や記念配当で+αして70円や80円にする。
普通配当も徐々に増やすかもしれないが、少なくとも減らす事は無いはず。

配当株としてのビーエスピーの不安要因は殆んど無いが、敢えて挙げるとすれば、
ドコモの経営陣の様に「金をドブに捨てるのに慣れてしまう」事かな。
携帯ビジネスもストック型なのだが、資金を貯めては海外進出、数年後に撤退、巨額特損、
の繰り返しである。しかも社長が変わっても同じ事を繰り返すのだ。
たぶん、ドコモは経営体質が可笑しいのだろう。
ビーエスピーには今のところはそんな雰囲気は無いが。


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posted by 冬葉ツトム at 11:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
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