2010年02月09日

優待株投資家

メインで使ってるマネックス証券では、毎月末になると「○月の株主優待銘柄のご紹介」として、
翌月に権利日が来る優待銘柄を紹介する。

これはいくらなんでも遅過ぎだろうと思う。
世間が「権利まで日があるし・・・」と、二の足を踏むぐらいの時期に買わないと、
高値掴みになる可能性が高い。
私だったら、権利日直前に優待株は買わない。

が、いるのだ。いるらしいのだ。
優待銘柄を権利落ち直後に売って、その資金で翌月の優待権利銘柄を購入するという事を
毎月繰り返してる人々が。

常識的には考えられない。金をドブに捨ててるようなものだ。
ではなぜ、このような事を繰り返すのか。

浦安のテーマパークへ行って、帰ってくる時にはお金が減ってるのが普通だ。
お金を払って、その代わりに楽しんだからだ。つまり、お金と快楽を引き換えた。
お金の出入りだけを見れば損失だが、大抵の人は不思議にも不満にも思わない。
対象が温泉旅行でも食事でも買い物でも同様だ。

相場では違う。多くの人が自分のお金が減ることを不思議がるのだ。
なぜ減るのか理解できず、怒る人や嘆く人もいるだろう。
だがこれは何の不思議も無い。
皆、お金と引き換えに手に入れたものがあるからだ。



最初の話に戻って「優待株投資をしている主婦」で考えてみる。
彼女は優待のある株を買う。権利月になると買って、権利落ちで売る。
売った資金で次の優待株を買う。
もらった優待分を考慮しても損が出ているはず。
今までの損失のトータルは結構な金額になってるはずだが、敢えて計算しないので平気だ。
少し損した時は、ブログでお友達(同類)と愚痴をこぼせば気が楽になる。
大きく損した時には、散々我慢した挙句に底で投げる。あるいは口座にログインしない。
彼女はそれなりに満足している。

彼女のやってる事は、投資ではなく「レジャー」だ。
つまり、先ほど書いたテーマパークの話と同じで、お金と快楽を引き換えただけ。
では、彼女は何に快楽を覚えたのか。
まず優待を貰った事そのもの。そして株売買でショッピング気分を味わえた。
さらに、損をした事で「可哀想な弱者」を演じられる。ヒロイン気分。
その上に、負けた側という多数派に属してる安心感を得た。
これらの諸々の快楽が、彼女にとっては失った金額より大きいのだ。



結局、みんな望んだものを手に入れてる。


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posted by 冬葉ツトム at 11:46 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見いたしております。
いろいろ銘柄選びの参考にさせていただいております。
Posted by eddydesu at 2010年02月12日 12:46
eddydesuさん、コメントありがとうございます。
お役に立てれば光栄です。
Posted by 管理人 at 2010年02月12日 13:14
これって、利益上げることも可能じゃないですか?
買いと同時に売りポジとって、配当の総額が手数料を上回ればノンリスクで利益を上げられますよ。
Posted by じじ at 2010年08月16日 02:19
正確には「配当+優待の総額が、配当調整額+信用金利+逆日歩+手数料を上回れば」ですね。
その条件が満たされるなら、皆さんとっくの昔に大金持ちで。
Posted by 管理人 at 2010年08月16日 08:55
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