2010年02月05日

ワイズマン

3752ワイズマンの今後10年間を配当中心に考えてみる。予想でも分析でもなく、占いとして。

福祉・医療関連のシステム開発・販売。
会社は「ソフトウェア事業」「コンサルティング事業」「組込ソフトウェア事業」の
3事業と言ってるが、「ソフトウェア事業」だけで売上げの93%を占めてる。
「ソフトウェア事業」のうち、福祉情報システム事業が80%、医療情報システム事業が13%。
と言う訳で、福祉関連システムが事業の主軸である。

利益。
それまでは順調だったのだが、2008年度に赤字転落。これは介護保険制度改正の狭間に
なった事が最大要因と思われる。
その前の法改正時は黒字だったのだが、この時は福祉システムの普及時期であり、
全体が拡大してたので他社とのシェア奪い合いにならなかったため。
2008年度は既に普及が進み、シェア争いから価格競争になり、赤字になった。
って事は、今後はモロに法改正の波を浴びる事になる。つまり、3年毎に特需の好業績と、端境期の業績悪化。

財務。
有利子負債が約30億円。現金同等物が約10億円。
最高益だった06年度でも純利益が4.37億円しかなかった会社にとって、負債30億円は小さくない。
自己資本比率も20%ほどしかなく、心許ない数字だ。しかも、
2005年度44.9%→06年度36.6%→07年度39.1%→08年度27.9%→09年度19.4%と見事な右肩下がり。
有価証券は北日本銀行などの株を約3300万円分と野村の社債3000万円分。

配当政策。
具体的な配当性向の記述は無い。EPSの増減が激しすぎて傾向すら読み取り難い。
なんとなくだが、積極的に支払いたがってるような雰囲気もある。
システムソフト会社に大きな資本は必要ないのだから、出せるといえば出せる。
だが、財務状況を考えたら出し過ぎではなかろうか。
筆頭株主が創業者の南舘会長で、2位が(有)サウス。南舘とサウス。
知らないけど、この辺の絡みで配当をたくさん出したいのかね?

福祉情報システム事業は2005年8月からASP方式への移行を始めてる。
ワイズマンの将来を占ううえで、最大の要点がこのASP方式である。
業界全体の伸び代が無くなりつつある現在では、成熟期における安定化という意味でASPへの移行は必然だ。
更には介護保険法改正の波も、システム売り切り型なら直撃だが、月額幾らなら穏やかになる。
これが経営陣の計画通りなら素晴らしいが、開始した当初は業績の下半期偏重を解消するためと言ってたので、
結果的に良かっただけかもしれない。
移行開始がもっと早ければ、2008年度の赤字も避けれたかもしれないが。
それでも2010年度中間期で、福祉情報システム事業のうちの55.6%まで移行が進んでる。全体のほぼ半分。
これが全体の7割ぐらいがASPになれば、立派なストック型ビジネスになる。
皮算用としては、5年後ぐらいには出来上がると思われる。
ここからだね。企業としてマトモに評価できるのは。今はまだ人間で言えば中学生ぐらいだ。
未熟ではあるが、ただし方向性は間違ってないと思う。

10年後、ASPサービスが生み出す利益を1株あたり2000〜3000円と想像する。
その他の事業の電子カルテは伸び代があるので500〜1000円を加算する。想像を加算すると妄想になるが。
組込ソフト事業は景気次第でプラスにもマイナスにもなるので考えない。
すると合計でEPS2500〜4000円。←幻想。

さて問題です。このEPS2500〜4000円が仮に現実化したとして、配当は幾らになるでしょう?
はい答えです。わかりません(^^;
ワイズマンは今期予想で2500円配当を出すと言ってる。これは相当に還元意欲がある。
現在の財務状況でこの還元額は、常識的には可笑しい。おかげで判断が不可能になってる。
まぁ、医療福祉関係なので売上げは安定してるだろうし、その上にASPで利益も安定するから、
経営陣は将来に手応えを掴んでるのかもしれないが。社名が「聡明な人」だし:-P


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posted by 冬葉ツトム at 11:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
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