2010年01月22日

ケイティケイ

3035ケイティケイの今後10年間を配当中心に考えてみる。予想でも分析でもなく、占いとして。

元々はカトー特殊計紙株式会社で、通称ケイティケイ(KTK)だった。
感熱紙の販売から始まって、インクリボン再生に進み、続いてトナーカートリッジ再生へ。
徐々にOAサプライ品全般のWeb販売に重心を置きつつある。
最近ではセキュリティ関連のIT商品にも。
売上げは「リサイクル」が27%、「OAサプライ」が62%、「IT商品」が3%、その他が8%。
「リサイクル」はトナーとリボンのリサイクル品の製造販売。
「OAサプライ」はトナーとリボンの新品の販売。
「IT商品」は@SecuremailアットセキュアメールというメールセキュリティASP総合サービスに注力。
「その他」は印字関連以外の事務用品の販売。

利益。
売上高経常利益率が1.21%と酷い。ケイティケイが目標として掲げる5%が夢のようだ(^^;
上場前の2005年度は経常利益率2.73%、2006年度でも2.12%あって、利益減少が著しい。
これは
1.リサイクル品の販売数は順調に伸びてるが、競合で単価が下げ止まらない
2.目玉商品のひとつの輸入純正トナーと汎用トナーが入手難
3.期待の星であるIT商品への投資が嵩んでる、の3点が影響してる。
このうち3は仕方が無いが、1と2は今後も続きそうで問題だ。
2009年度の増益はリサイクル品の単価下落を効率化で補ったもので、減益要因が解消された訳ではない。

財務。
有利子負債が約8.45億円。現金同等物が約7.34億円。自己資本比率45.3%。
キャッシュフローも、売上債権と仕入債務のタイミング次第で大きく変動していて不安定。

配当政策。
具体的な配当性向は無い。
実際には2006年度が28.2%、2007年度が67.9%、2008年度が113.8%、2009年度が86.5%。
明らかに最近は出し過ぎだ。因みに今年度は84.5%の計画。
筆頭株主の加藤道明氏は創業者で最高顧問、23.6%所有。3位が現社長で5.4%。
この辺に還元したいのかな?

リサイクルトナーは環境に配慮って事で時流に乗ってる。
しかも不況になればなるほど需要がありそう。
セキュリティも今後ますます重視されるだろうし。
そんな考えで買ってみたのだが、調べてみるとイマイチな感じがしてきた。
高配当なのだが、それを支える利益や現金は心許ない。
ギリギリなので、続けられないとも言えないのだが。

まぁ、利益が増えれば全て解決するのだが、ケイティケイとしては
・リサイクルトナー業界でNo.1を目指す
・「はっするネット」と呼ぶWeb購買システムを伸ばすことで販売拡充
・IT商品は@Securemailで収益力アップ
と言ってる。
このうちリサイクルトナーは、No.1になる事で価格をコントロールしたいのだろうが、
それが出来るほどの圧倒的な優位は感じられない。
ケイティケイは不況でリサイクル品需要向上と言ってるが、だったら新品が売れない訳で。
環境貢献とも言ってるがそれは懐に余裕がある時の話で、大抵のユーザーは安さで選んでる。
これからも単価下落と数量増加のせめぎあいが続きそうで、ケイティケイの利益に結びつくとも思えない。
残りの「はっするネット」だが、売上高は順調に伸びてる。
ケイティケイはWeb受注売上高の平均占有率を、現在の32.1%から50%にするという目標を掲げてるが、
これは対面や電話での受注がWebに移るだけで、物凄く極端に言えば社内の都合だ。
なので、100%になっても不思議ではない。利益率向上も期待できる。
だが、利益率は上がるだろうが販売拡充はどうだろう。他の業者もやってる事だ。
手軽なWeb受注で販売意欲促進と言ってるが、Webは他業者に乗り換えるのも手軽だ。
因みに最大手アスクルのインターネット売上高比率は既に60%近いのだ。
「@Securemail」は総合ASPサービスということで、IT商品事業の大黒柱になりそうな予感もある。
が、IT商品事業がケイティケイ全体の柱になれるかどうかは心許ない。
なにしろ全売上高の3%を占めるだけだし、伸びも急成長って程ではない。
まだまだ評価するほどの段階ではない。

もっと安定度と成長力がある銘柄だと思って買ったのだが、全般に未熟な感じだ。
配当株と呼ぶためには、少なくとも売上高営業利益率が5%前後で安定しないと苦しい。
はっするネットを伸ばせば利益率は上がるだろうが、安定させるにはOAサプライの売上げ増が必要。
だが、既に大手のアスクル、大塚商会、コクヨ等ががっちりと押さえてるので難しそう。
ではリサイクルトナーで稼げるかというと、コスト意識の高い人ほどリサイクル品を
求めるわけで、低価格競争にならざるを得ない。
そもそもリサイクルトナーでボロ儲けしたら、キヤノンやリコーなどが黙ってないような。

問題の10年後の配当だが、はっきり言って「わからない」。
配当だけでなく売上げも利益もわからない。
事業基盤が小さ過ぎて、そんな先の予想は立たない。せいぜい数ヵ月後ぐらいが関の山。
書けば書くほど、買うのは早まったかなぁと思えてきた(^^;


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posted by 冬葉ツトム at 11:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
占い、読ましていただきました。
そしてリンクもありがとう御座います!

リサイクルトナー。
僕も使いますが、ブランドを見て買いません。
大抵は、値段しか見てない気がします。
ネットではノンブランドで安いものもありますし、
商売としては難しいかもしれないというのが、率直な感想です。

4767 TOWを、僕は500株位まで買い増そうと思っています。
「簡単に真似できない業種で、好財務」
という株には魅力を感じます^^

今後も参考にさせていただきます!
Posted by 貧乏人 at 2010年01月22日 20:12
貧乏人さま、コメントありがとうございます。
先日のリンクの件は失礼しました。

KTKは、まだ軸が出来てない子供のような感じです。
その割には成長期でもない。
ちょっと保有意欲が下がってます。

TOWは、経営者の能力が思いのほか高い様に感じてます。
ただ、イベント業界全体については不安感もあります。
そのうち占ってみます。
Posted by 管理人 at 2010年01月22日 21:29
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