2010年01月18日

シンガポールドルの売りでヘッジ

セントラル短資FXに続いてkakakuFXでも登場したヘッジ利用のSGD/JPYについて書いておく。

シンガポールは1981年から通貨バスケット制度を採用してる。それまではドルペッグ制だった。
バスケットは主要貿易相手国通貨で構成されてるが、構成比率は非公開だが貿易額に準じる。

シンガポールドルの変動幅が一定の為替バンド内に収まるよう運営されているが、
為替バンドを超える場合はMAS(シンガポール通貨監督庁)が市場介入する。
この介入だが、他国の様な「基本的には市場に任せますが今回だけは別」的な立場とは全く違う。

他国は「金利」を動かす事で金融をコントロールしようとするが、
シンガポール政府の金融政策の主柱は「為替相場」だから。なので、介入にも遠慮がない。
日銀やFRBが自国金利を支配下に置く事を最重要視するのと同様に、
MASにとってはSGDの為替水準を意のままに操る事が重要。
が、いくら政府だからといって簡単に操れる訳はない。
ここで役立つのがバスケット制。このおかげで一辺倒な動きにならない。
しかも、貿易というファンダメンタルズに従った動きなので、政府も御しやすいというわけ。

気になるのはバスケットの構成通貨と比率だが、あくまで噂としてだが、
「USD45%、JPY20%、EUR15%、その他20%」だそうだ。
単純な貿易額の割合になってないのは、ドルペッグ制の国も多いのでUSDが多めになるから。
その他にはGBP、AUD、NZD、KRW、CNY、TWD、THB、IDRなど。この比率は数年毎に見直される。

と言う訳で、SGDの値動きはマイルドになるし、金利も低水準で半固定状態になる。
売りヘッジ通貨にとって低金利は大歓迎だし、値動きが小さいのも往復ビンタ回避のために有効かと。

で、リーマンショックの時もSGD/JPYヘッジは効いてくれたのだが、ひとつだけ問題が起きた。
この時のkakakuFXでの売りスワップが、-100円/日あたりまで急増したのだ。普段の10倍。
これは別にシンガポール政府が利上げしたのではなく、マイナー通貨に売りが殺到したために
起きた事で、SGDだけではなく他通貨にも起きた。
おかげで一時は、スワップの支払い額が受け取り額を上回りそうになった。
この事態を避けるため、USD/JPYの売りヘッジを増やしたいのだが、これがなかなか増えない。
今、SGD/JPY5万ドルとUSD/JPY1万ドルなのをSGD/JPY3万ドル、USD/JPY3万ドルにしたいのだが。
ただ、元々SGDの構成通貨の半分弱はUSDなのに、更に増やすのもどうなのか・・・

因みにセントラル短資FXの方は、同時期にもそれほど酷いスワップにはならなかった。
この辺が国内短資会社とサクソ銀行の違いであり、私のメイン口座とサブ口座の違いでもある。


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posted by 冬葉ツトム at 11:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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