2010年01月12日

インフォマート

2492インフォマートの今後10年間を配当中心に考えてみる。予想でも分析でもなく、占いとして。

フード業界の業者間電子取引プラットフォーム「フーズインフォマート」の運営。
1998年設立。この年にEMP事業開始。eマーケットプレイスの略。電子市場。
2003年にASP事業開始。
2008年度からはEMP事業が「ASP商談事業」、ASP事業が「ASP受発注事業」と「ASP規格書事業」になる。
この商談と受発注はそのままだが、規格書というのは食の安心・安全対策強化に役立つらしい。
買い手企業としてはスーパー、レストラン、ホテル、通信販売会社、食品メーカーなど。
売り手企業としては食品製造、生産者、卸売業、農協・漁協、特産品業者など。
2008年度の売上げのうちEMP事業が41.6%で前年比横ばい。ASP事業が58.4%で前年比+23.9%。
(ASP事業のうちASP受発注事業が91.5%を占める)

利益。
売上高経常利益率はここ3年間26%前後で推移。
売上げの84%がシステム利用料という見事なストック型ビジネス。
このため、大幅な減益は考えにくい。
短信に売上総利益率の推移が書いてあるのだが、
2002年度から2008年度で
EMP事業が58.0%、57.3%、58.4%、60.3%、62.6%、61.0%、54.7%。
ASP事業が開始前、79.5%、77.8%、77.4%、75.3%、71.2%、71.1%。
と推移してる。これを見る限り、EMP事業は景気の影響を若干受けてるかなと思う。
まぁそれでも、100年に1度の不況ぐらいで赤字になってる企業が見たら羨ましい安定感だろうが。
ASP事業の方がジリ貧な推移なのが気になるが、立ち上げ期が過ぎて落ち着いてきたのか。

財務。
有利子負債ゼロ。現金同等物が約7.9億円。自己資本比率79.1%。
2008年度に現金が減ったのは自己株取得のため。
ここ2期はシステム開発関係に5億円ぐらいを使ってる。
こういう会社にとって肝になる部分なので使うのは構わないが、ちょっと多いような気がする。
まぁ、2006年上場時に7.26億円を手に入れてるので、この金を有効利用してるだけかもしれないが。
今後もこのペースで使うのなら現金が貯まらず、配当株的には嬉しくない。

配当政策。
2006年度は配当性向30%だったが上場記念配当を足して35%になった。
2007年度は基本配当性向を30→50%に大幅アップしてその通りに。
2008年度も基本50%で、実際には53%の5680円配当。前期予想も50%の6000円配当。
少なくとも拡大方針のあいだはこれ以上の配当性向は無理。今でも充分だが。

ターゲットであるBtoB市場全体の市場規模は140万社。
このうちフーズインフォマート利用企業が、2009年10月末に2万社に達した。
まだたったの1.43%。中期目標として2.5万社を挙げてるが、これでも1.79%。
外食産業だけの市場規模が24.7兆円。このうちインフォマートのシェアは5.7%。
2009年度末に7%に達する見通し。中期目標として10%を挙げている。
2009年12月18日の記事でプラネットを調べた時、他業界への進出に関する社長の説明で
「食品業界については別のEDIサービス企業が展開しているが・・・」との文言があり、
この企業がインフォマートではないかと思って大きなシェアを予想したのだが、
期待したほどでは無かった。

2009年5月、香港に子会社インフォマートインターナショナルを設立。
この子会社がシステムと営業・運用ノウハウをKFoodにライセンス提供。
KFoodは中国最大の料理協会団体CCAと、飲食店情報提供サイト100du.comによる合弁会社。
売上目標は、2009年12月末までに利用企業数約1680社・売上2000万円、
3年後には、利用企業数約16000社・売上12億円。
因みに中国には外食関連企業が500万社あるそうだ。
さらに8月には孫会社インフォマート北京コンサルティング会社を設立。
決算説明資料には日本と中国の国旗の外に、台湾・韓国・タイ・シンガポール・マレーシア・
フランス・アメリカ・イタリアの国旗が描かれてる。
まぁ、夢を見るのは簡単だ(^^;

たぶん10年後にも今の6000円レベルの配当は最低でも出してるのだろう。1万円でも不思議はない。
業績も、懐具合も、還元意欲も、何も問題ない会社だ。
だが何となく落ち着かない。配当株にしては成長性が高過ぎるのだ。
国内シェアもそれほど高くないうちに海外展開も始めてるし、非常にアグレッシブだ。
イメージ的な数字だが、安定感80に成長力20ぐらいが最も保有し易い配当株だ。
インフォマートは安定感90に成長力60ぐらいで、100を超えちゃってるのが不安にさせる。

成長株としては素晴らしい銘柄だと思うが。
よく聞く話に「ゴールドラッシュで本当に儲けたのはスコップやジーンズを売った奴だ」
ってのがあるが、流行廃りの激しい外食銘柄に投資するよりインフォマートに投資するのが賢いと。
もし自分が若かったらポートフォリオの中心に据えるが、もう若くはない。



スポンサード リンク
posted by 冬葉ツトム at 11:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

Copyright(C) 2009-2020 配当金生活 all rights reserved.