2009年12月16日

積み立てと配当株投資

積み立てと配当株投資について。

当たり前だが、少しずつ積み立てたからといって投資が成功する訳ではない。
ドルコスト平均法は平均値を手に入れる方法であって、儲ける方法とは無関係。
積み立て投資は「無難さ」を求める投資だ。資本主義経済との心中。

リーマンが破綻して、積み立て投資をやってた人の多くが止めたんじゃないかな。
で、落ち着いたら再開したり。
「ドルコスト平均法なら安い時に多く買える」とか言ってて、実際には安い時は止めちゃう。
何故こんな無意味な事になるのか。それは自分のリスク許容量を考えないから。
大抵は、いま投資に使える(生活に必要ない)金額を積み立てるか、
将来の目標から逆算して必要額を積み立てるか、そのどちらかで積み立て額を決めたはず。
この考え方のどこにも自分のリスク許容量は出てこない。だから耐えられない。

アセットアロケーションでリスクは調節したかもしれない。
だが、あのリスクは常に比率を考えてる。
本当のリスク許容量とは変動金額だと思ってる。
投資額1万円が半減して-5000円なのと、投資額1億円が3%減少して-300万円なのでは、
人の受けるショックは大差がある。

積み立ての最大のメリットは、少しずつ値動きに慣れていけるところだと思う。
どんなアセットクラスでも値動きには限度がある。
個別株でも1日で10分の1にはならないし、ましてやファンドなら1週間で半減ぐらいが精一杯。
殆んどの日は3%程度の値動きに収まってるはず。
少しずつ投資資金が積み重なっていくので、変動金額がジワジワと大きくなっていく。
変動金額が一気に大きくなると耐えられない。良い意味で茹でガエル。

なぜこんな事を書いてるのかと言うと、配当株投資でも気をつけるべきだと思うから。
買い時が判らないので時期を分散して無難な買値にするって意味も大事だが、
「少しずつ増やしていって変動金額に慣れる」ってのは更に大事だと思う。
突然やってくる大きな動きに耐えられないのは、配当株でも同様。
(因みに配当株は値動きが小さいと言うのは門外漢の幻想。小さいのではなく独特なだけ)
だから、退職金を一気に注ぎ込んで運用なんてのは、上手くいく筈が無い。
慣れる前に大損して「もうこりごり」って事になるだけだと。
60歳で定年退職とすると、それまで運用と無縁な人が慣れるのに10年として70歳か。
慣れるスピードより惚けるスピードの方が速いね。もう手遅れ。


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posted by 冬葉ツトム at 17:37 | Comment(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
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