2009年12月04日

日本電技

1723日本電技の今後10年間を配当中心に考えてみる。予想でも分析でもなく、占いとして。

ビル空調を手掛ける。売上げの半分ほどを空調メンテナンス(空調計装/既設)が占めている。
この部分はあまり景気の影響を受けない。およそ120億円ぐらいの売上げで、着実に利益になる。
いわゆるストック型ビジネスで、私が買ったのもここが気に入ったから。
会社説明でもメンテを重視してるようで喜ばしい。
残りの半分は新設工事や設備販売等で、ここは景気次第だ。とは言っても山武の特命受注も多く、
そう極端に悪化する事もなさそう。
因みに第3四半期まで赤字なのが普通。
利益を気にするより、受注と受注残(繰越工事高)に注意。
これからは環境(省エネ)関連として伸びていくのが会社の皮算用。
タワー投資顧問が09/12/19に4.58%保有してたが、今も持ってるかは不明。

利益。
ここ10年ほどで最も利益が少なかった2006年度でも純利益約3億円。EPS32.67円。
空調計装/既設が基礎になって、空調計装/新設が上乗せっていう利益構造をイメージしてたのだが、
上記の06年度の決算説明会資料に実績総括として「空調計装/新設の赤字幅拡大」との記述あり。
って事はEPS32.67の06年度だけではなく、EPS56.23の05年度も、新設部門は赤字って事か。
赤字な事は悪くない。この新設工事が既設工事のメンテに繋がるのだから。
かと言って大赤字でも困る。
特別損益が無ければ広めに見積もってEPS30〜150円、狭めに見積もってEPS50〜100円ぐらいで推移しそうな。

財務。
もちろん有利子負債ゼロ。現金同等物が約47億円。
保有する有価証券約29億円分のうち国債が約20億円。株式は取引先の山武や高砂熱学などの約3.8億円。
キャッシュフローは最近は良好だが、2004〜2006年度の3年間はフリーキャッシュフローがマイナスだった。
未成工事受入金とか未成工事支払金とか仕入債務とかが非常に多くて、
これらが出入りするタイミング次第でどんな数字にもなる感じ。この辺は建設関係の会社の宿命かな。
ただ、なんと言っても現金が豊富だし、厳しそうな時期でも預金や債券を増やしてるのは余裕の表れか。
余裕がありすぎるのか、過去の有価証券報告書を見ると少額ながら「HSBCブラジルオープン」とか
「PCAインド・インフラ株式ファンド」とか、或はユーロ円債を大量に持ってる時期も。
無茶しなければ良いが・・・

配当政策。
短信には「配当性向を一定に保ち、利益の伸長に見合う配当・・・」との文言がある。
が、目標配当性向が幾らなのかは何処にも書いてない。
説明会資料などを読むと、どうやら30%らしいのだが、明記はされてない。
06年度はEPS63.44で18円配の計画だったのが、実際にはEPS32.67になって配当は13円に減額された。
32円の利益があって、無借金で、それで18円配を減額する経営陣だ。
相当シビアである。
前期のEPS134.4で普通配40円+創立50周年記念配10円=50円は、記念配を除けば約30%。
増やす場合もシビアで、あまり杓子定規に配当性向を守られるのも、受け取る側としては
予定が立てにくくて困るのだが。


結局のところ、思ってたよりも業績は不安定な感じはある。
ストック(既設工事)は安定してるのだが、規模を拡大しようとするとフロー(新設工事)に頼る事になり、
それが業績変動の原因になってる。
会社が積極的な拡大を目指せば業績も配当額も不安定になるし、現状維持なら安定する。
最近の決算資料を読むと新設工事を控えるような雰囲気があるが、
これがサブプライム危機後の一時的な消極さなのか、長期的な方針なのか、注視の必要あり。

で、結論だが、配当は今後20〜35円ぐらいで推移すると占った。
9年後の創立60周年記念配も含めて、平均30円ぐらいかなぁ・・・


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posted by 冬葉ツトム at 17:47 | Comment(0) | 保有銘柄 | 更新情報をチェックする
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